WFCからのお知らせ


基礎講座のお知らせー4月
フィールドワーク
「被爆作家の碑をたずねて
—峠三吉、原民喜、大田洋子、栗原貞子」
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1945年8月6日午前8時15分。
峠三吉は翠町で被爆、当時28歳。
原民喜は幟町で被爆、当時39歳。
大田洋子は白島九軒町で被爆、当時38歳。
栗原貞子は祇園町長束で被爆、当時32歳。
既に大人であった彼らにとって、その光景は、目にも心にも焼き付いたに違いない。
原爆におうて尚、筆舌に尽くしがたいその出来事を書き残そうとした作家たちの声に、心から耳を澄ます。
後世に生きる私たちに残してくれたその“言霊”は、今の世界に何を思い、何を訴えるのか。
「ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ・・・」
この叫びが、今も聞こえてくるこの世の中で・・・。
2月に引き続き講師に、広島文学資料保全の会 土屋時子 (つちや ときこ) さんと、河口悠介 (かわぐち ゆうすけ) さんをお迎えし、文学碑をめぐります。碑や作家の説明を頂きながら、それぞれの文学碑の前で、土屋時子さんに一遍の詩を読んで頂きます。
【当日のルート予定】
峠三吉詩碑 → 原民喜詩碑 → 大田洋子文学碑(予定地) → 栗原貞子詩碑 (合計約3.2km)
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日 時:2023年 4⽉22⽇(土) 10:00〜12:00 (集合9:45)
小雨決行 雨天予備日 4月29日(土)
定 員:20名先着順
参加費:1,100円 (保険100円を含む)
集合場所:広島平和記念資料館北側
【お支払い方法】
★講座当日現金でお支払い
★クレジットカード決済
※講座開催前日までにお支払いください。
【お知らせ】
- 体調がすぐれない方はご参加をお控え願います。
- 止むを得ず中止させていただく可能性もあります。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
あなたは韓国に興味がありますか?
ワークショップと交流の集い 参加費無料
ワールド・フレンドシップ・センター(WFC)では、韓国との間で平和使節交換(韓国PAX)を行っています。2019年は、広島から7人が韓国を訪問しました。新型コロナウイルス感染拡大により、2020年、21年はオンラインで交流を実施しましたが、今年は4年ぶりの対面での交流を実施します。5月1日~5月6日まで、韓国から平和使節のメンバーが広島にやってきます。期間中、韓国からのメンバーの講師により、「修復的正義」のワークショップ及びディスカッションと交流の集いを開催することになりました。この機会に、日本では知られていない「修復的正義」について、ご一緒に学び、交流の時間を持ちませんか。メンバーの所属している韓国平和構築インスティテュート(KOPI Korea Peacebuilding Institute)についての詳細は下記を参照ください。
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日時:2023年5月3日(水/祝)午前10時~午後4時
定員:先着各部30名
会場:エソール広島 研修室 (広島市中区大手町一丁目2-1 おりづるタワー10階1001)
申し込み:参加をご希望の方はこちらよりお申込みください。
主催:NPO法人ワールド・フレンドシップ・センター
お問い合わせ:
メール: office@wfchiroshima.org
電話: 082-503-3191 (火曜日~金曜日 午前10:30~午後3:30)
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<第1部>
修復的正義ワークショップ 10時~12時 使用言語日本語(韓国語からの通訳あり)
講師:イ・ヒョンウさん、ユー・ユー・ジスクさん(修復的正義講師)
第1部では、彼等の活動の一つである修復的正義について、韓国での実践の現状について聞き、グループディスカッションを通じて学びます。
<第2部>
交流とディスカッション 14時~16時 使用言語日本語、韓国語、英語
第2部の交流では、小グループで、まず、互いに知ることから始め、その後、自分の住んでいる地域や都市、国の問題やニュースについて話したり、日本と韓国の間にある問題や、時には対立する問題について、話し合い、ディスカッションを通して交流します。
*修復的正義とは:被害者加害者、地域社会が直接対話することで、不正行為によって生じた損害を回復することを目的とする正義の概念と実践方法。
*第1部のみ参加、第2部のみ参加、通しでの参加ができます。
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韓国平和構築インスティテュート(KOPI Korea Peacebuilding Institute)
韓国平和構築インスティテュート(KOPI)は、修復的正義に焦点を当てた教育機関であり、韓国社会をより良く、より安心して暮らせるようにするために、修復的正義に関する講義と実践的なワークショップを行っています。
2001年設立された韓国アナバプティストセンターというキリスト教団体から2011年に独立しました。
KOPIは、修復的正義の考え方を社会の様々な分野に適用するために、修復的正義実践トレーニング、紛争調停者トレーニング、修復的規律トレーニングをテーマとしたワークショップを開催しています。KOPIは、家庭、学校、団体、司法の場、地域社会において修復的正義を普及させるために、新しいプログラムを推進し、資料も出版しています。
2014年、KOPIは韓国修復的正義協会(KARJ Korea Association of Restorative Justice)を設立し、KOPIの研修プログラムを修了した修復的正義実践者同士のネットワークを構築することで、修復的正義の考え方を広めています。
KARJは、修復的正義を社会運動にするために、修復的な学校、修復的な病院、修復的なアパート、修復的な都市など、修復的正義の実践分野に関心を持つ人々や組織が集まり、勉強するためのチャンネルとして機能しています。
また、KOPIは毎年、国際的な修復的正義の学習ツアーを開催しています。KOPIは、修復的正義に関心のある人々を募り、アメリカ、イギリス、カナダなど海外の修復的正義を実践している団体を訪ねる2週間の学習ツアーに参加できるようにしています。同時に、受け入れ側は、韓国で修復的正義がどのように実施されているかを学ぶことができます。
国際的なレベルでは、KOPIはNARPI Northeast Asia Regional Peacebuilding Institute(北東アジア平和構築インスティテュート)と密接な関係にあり、毎年NARPI夏期平和構築トレーニングで修復的正義に関するコースを提供しています。また、KOPIは北東アジアユースピースキャンプの強力なパートナーであり、韓国、日本、中国の中高生を対象としたこのプログラムの指導と実施の両方を支援しています。


基礎講座のお知らせー3月
「97歳が語る満州——末広一郎さんのお話を聞く会」
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「満州で日本人が何をやったか、語らなければいけんことがまだある。
皆さんは、“万人坑”を知っておられるだろうか?
あんな酷いことを日本人がしたということ。
同じ日本人でありながら、語るのが嫌んなるよのう~。
戦争は恐ろしいよのう~。
戦争は人間を鬼にする・・・。
戦争はしたらいけん。」
14歳の時、広島県世羅郡の吉川尋常高等小学校から、たった一人志願して行くことになった満蒙開拓青少年義勇隊。茨城県内原訓練所で3か月間厳しい訓練を受け、ラッパ鼓隊員となり、満州の北方の嫩江(のんこう)訓練所へ。そこから敗戦までの日々、そして、97歳の今の思いを語っていただきます。
また今回は、末広さんのご友人・野田邦雄(のだくにお)さんにも大阪からお越しいただき、満州での経験を併せてうかがいます。
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日 時:2023年 3⽉21⽇(火・祝) 10:30〜13:00 (10:00 開場)
定 員:100名先着順
参加費:会場 1,000円 / 後日視聴+資料送料代 1,370円
参加方法:会場・後日視聴
会 場:JMSアステールプラザ 広島市国際青年会館7階研修室
【お支払い方法】
★講座当日現金でお支払い
★クレジットカード決済
※講座開催前日までにお支払いください。
【お知らせ】
- 講座資料は、当日ご来場時にお渡しいたします。
- 新型コロナウイルス感染拡大防止策にご協力ください。
- 止むを得ず中止させていただく可能性もあります。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。