WFCからのお知らせ

基礎講座を開催しました−「WFCのアーカイブズ—資料は語る-」

11/30/2020


11月28日(土)、WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座をオンラインで開催しました。

講師は、筒井弥生さん、服部淳子さん、立花志瑞雄でした。
テーマは、「WFCのアーカイブズ—資料は語る-」  

アーカイブズというものについて、詳しくお聞きするよい機会になりました。東京やアメリカからの参加もありオンラインにより世界の人たちと繋がっていける可能性を感じました。

WFCでは、WFCに保存されている資料の整理をはじめ、WFCアーカイブズをつくりたいと考えています。息の長いプロジェクトとなります。
関心をお持ちの方、お手伝いしていただける方は、ご連絡ください。

第3期講座を開催しました−「空白の学籍簿」のその後 

07/27/2020


空白の学籍簿の発表

7月25日(土)、新型コロナウイルスの影響で5か月ぶりに、WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座を開催しました。はじめてのオンライン講座でした。発表者は、中澤晶子さん、山根美智子さん、茂津目恵さん、立花志瑞雄。

テーマは、「空白の学籍簿」のその後 
基礎講座の講師渡辺茂美さんが、地元の放送局中国放送で、1978年製作された「空白の学籍簿」“翠町中学校生徒会の被爆調査を追う”に触発され、プロジェクトを立ち上げ、10人のメンバーが一年以上をかけて、学んでいった内容を発表させていただきました。翠町中学校の平和学習・慰霊祭、被爆調査に関わられた松井久治先生、満蒙開拓青少年義勇軍について、発表させていただきました。

「空白の学籍簿」とは。広島市立翠町中学校ホームページより。
原爆で亡くなった本校(当時は第三国民学校)の教職員・生徒の方々を追悼するため、本校では毎年8月4日に「校内慰霊祭」を実施しています。
また、今から30年ほど前の生徒会が、戦災死された方の遺族の方々をさがし、被爆当時の状況と実態を明らかにする活動を続け、その経過を「空白の学籍簿」という1冊の本にまとめました。

7月1日より順次活動再開

07/02/2020

COVID-19感染防止対策チラシいつも皆様よりWFCへのあたたかいご支援を賜り、大変ありがとうございます。感謝申しあげます。

WFCでは、4月19日から、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、閉館し、行事、活動を停止してきました。広島県の緊急事態宣言解除に伴い、英会話クラスを再開しましたが、感染防止ためのガイドラインを設け、追加対策を講じ、他の活動についても7月1日より順次再開いたします。

皆さまのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願い申しあげます。また、急遽、開催が中止される場合もありますので、ご了承ください。
COVID-19感染防止対策 PDFダウンロード

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「WFCにおける新型コロナウイルス感染防止対策」
マスクを着用してください。
検温を実施します。
消毒をお願いします。
三つの密を避けます。
感染が拡大したら活動を停止します。
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感染防止ためのガイドライン:

1.マスク
会話中を含めマスクの着用をお願いします。スピーカー(被爆証言者、講師等)が、長時間話すために、マスク着用が困難な場合は、聴衆との間のソーシャルディスタンスを通常より広く取ってください(三密の回避参照)。

2.検温
スタッフ(館長を含む)、すべての来館者の検温を実施します。37度以上又は本人の平熱より5分以上高い場合は、入館できません。また、体調の悪い方は、来館を控えてください。

3.消毒
母屋の玄関、英会話クラスに、アルコール消毒液を用意しますので、来館、退館の際は、使用してください。館内の会合、英会話クラス終了後、テーブル、椅子、ドアノブ等、アルコール消毒を実施します。

4.トイレ
母屋、英会話ルームのトイレのタオルは、当面撤去し、ペーパータオルを備えますので、使用してください。各自、ご自分のハンドタオル、ハンカチを持参されることも助かります。

5.三密の回避
密閉
玄関、窓を常時開けて、換気を行います。酷暑期、酷寒期はエアコンを使用しますが、同様の換気を行います。
密集・密接
すべての活動において、ソーシャルディスタンス(2m)を取ることをお願いします。座る場合は、横並び、又ははす向かいに座ってください。会話中もマスクを着用してください。

6.軽食
複数人が集う英会話クラス、会合、活動中に軽食を取ることは避けてください。

7.活動停止
広島において急激な感染拡大の傾向がみられる場合、県からの営業休業要請、外出自粛要請が出された場合、全国的な感染拡大の第2波、第3波が発生した場合、活動を停止することがあります。

新型コロナウイルスの影響によるアメリカPAX2020延期のお知らせ

05/18/2020

本年、9月17日~10月6日までの予定で、準備を進めておりました、アメリカとの平和使節交換プログラム アメリカPAX2020を新型コロナウイルスの影響により、一年延期することといたしました。  

日本に於いては、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため出されていた各県の緊急事態宣言が解除されてきていますが、第二波、第三波の流行も懸念されています。この度、受け入れ側のワールド・フレンドシップ・センターアメリカ委員会、各地のコーディネーターのみなさんとオンラインで会議をもち、現地の様子をお伺いし、話し合った結果、残念ですが、アメリカへの平和使節の派遣を見送ることといたしました。

皆さま方には、参加者募集の呼びかけ等、ご協力に感謝申し上げます。来年には派遣ができることを願いつつ、今後の準備を進めたいと考えております。来年度の使節派遣の時期、応募要項が決まりましら、再度、ご案内させていただきたいと思います。引き続き、ご支援、ご協力よろしくお願いいたします。 全世界での新型コロナウイルスの感染拡大が終息に向かうことを祈りつつ。

「ヒロシマ・ナガサキの願い、平和の思いを伝えるアメリカへの旅」参加者募集

03/19/2020

NPO法人ワールド・フレンドシップ・センター(以下WFC)では、2020年度アメリカへの平和使節団の派遣を実施します。この平和使節交換プログラムはPAX(Peace Ambassador Exchange program)と呼ばれています。PAXはWFCの創立者バーバラ・レイノルズ(1915〜1990)が、1962年、64年に行った世界平和巡礼の遺志を引き継ぎ、原爆被害、核兵器廃絶、世界平和を訴えるために、使節団を派遣するプログラムです。

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派遣期間:9月17日(木)~10月6日(火)20日間

派遣先:アメリカ西部、オレゴン州マックミンヴィル地区、アメリカ中西部、イリノイ州シャンペーン地区、インディアナ州ゴーシェン地区、オハイオ州ブラフトン地区、ウィルミントン地区

応募資格:大学生。英語で30分程度の発表ができる方。広島在住の方は、事前にWFCの活動に参加し、準備の行える方で、学生会員となり(年会費1000円)、帰国後も活動に参加していただける方。

参加費用:約10万円(アメリカへの航空運賃の半額をWFCが負担しますが、運賃は変動します。出発地までの交通費は自己負担。渡航ビザESTA取得費用は自己負担。アメリカでの滞在費は不要)

応募期間:2020年3月16日(月)~4月30日(木)

応募方法:応募申込書に必要事項を記入し、「私の伝えたいこと」をテーマにしたエッセー(A4サイズ。日本語、英語各1枚)と共に、メール又は郵送で、下記の申し込み先までお送りください。

応募申込書はこちらからダウンロードしてください

2020年度アメリカPAX応募用紙

主催:NPO法人 ワールド・フレンドシップ・センター
問い合わせ・応募申し込み先:
NPO法人 ワールド・フレンドシップ・センター PAXプロジェクト
〒733-0032 広島市西区東観音町8-10
Email: wfchiroshima@nifty.com
Phone: 082-503-3191 火曜日~金曜日 午前10:30~午後3:30
FAX: 082-503-3179

選考方法:書類審査
結果発表:個別通知

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ワールド・フレンドシップ・センター(WFC)について:

ワールド・フレンドシップ・センターは、バーバラ・レイノルズと広島の市民によって、1965年に創立されました。WFCは世界中の人々が被爆者と出会い、直接被爆証言を聞き、核廃絶への強い思いを共有できる場として今日まで続いています。WFCは「一期一会が平和を築く」をモットーに、様々な機会を提供して友情の架け橋となっています。被爆証言、平和公園ガイドなどの研修プログラムの提供をはじめ、WFC Hiroshima を つ・た・え・る プロジェクト、英会話クラス、翻訳クラス、ピース・セミナー、ピースクワイア、原爆養護ホーム「舟入むつみ園」訪問 、フレンドシップ・アフタヌーンなど、様々な活動を行っています。

バーバラ・レイノルズについて:

バーバラ・レイノルズは、1951年、原爆傷害調査委員会(ABCC)に派遣された夫アールと家族で日本に来ました。3年間の任務が終わると、バーバラ一家は広島から世界一周航海に出航しました。1958年、日本への帰路、南太平洋での自国の水爆実験区域に乗り入れ、抗議しました。バーバラ・レイノルズは、1962年に平和巡礼の旅に出発し、また1964年にも25人の被爆者(広島から19人、長崎から6人)と通訳を伴った「平和巡礼団」を組織し、核保有国を訪れ、核廃絶を訴えました。1975年、広島市特別名誉市民賞を贈られました。1990年死去。

派遣先について:

派遣先はアメリカの西部、オレゴン州、中西部、イリノイ州のシャンペーン地区、インディアナ州ゴーシェン地区、オハイオ州ブラフトン地区、ウィルミントン地区です。WFCには2年交代で、アメリカからボランティアの館長が赴任してきますが、歴代の館長たちの多くがこれらの州に住んでおり、WFCアメリカ委員会(歴代館長をはじめとするWFC関係者の方たちによって構成)との協力のもと、日本からの平和使節団の受け入れを行います。バーバラ・レイノルズはクエーカーで、アメリカのキリスト教会の中では、歴史的平和教会と呼ばれている教派の一つに属していました。ブレザレン教会、メノナイト教会も歴史的平和教会で、WFCに赴任してくる館長は多くがこれらの宗派に属しています。現地では歴代の館長たちをはじめとしたコーディネーターが各地区におり、プログラム実施、滞在先の世話、送迎などにあたります。滞在はコーディネーターが住んでいる地域でのホームスティとなります。

派遣人数について:

派遣人数は4人で、内一人は主催者であるWFCのメンバーとなります。公募の大学生が、一人又は二人となります。また、これまでに平和使節交換プログラムに参加したことのある方が一人又は二人。これまでの参加者を含める理由は、今回のPAXを半世紀以上続いてきたプログラムを振り返り、新しい世代に継承していくプログラムと位置付けているためです。

プログラムの内容について:

各地域では、教会や学校、博物館、資料館などを訪問し、現地の方たちとの交流を行います。ヒロシマ・ナガサキのメッセージを伝えるだけでなく(広島在住の方は、事前にWFCの活動に参加していただき、準備にあたっていただきます)、アメリカやそれぞれの地域の抱える社会問題について学び、共に考えます。プログラムのハイライトはオハイオ州ウィルミントンでの滞在です。ウィルミントン大学には、広島市の協力も得て、バーバラ・レイノルズが設立した平和資料センター、広島・長崎記念文庫があります。また、10月1日、2日には、被爆75周年を記念し、大学で開かれるシンポジュウム(テーマは「平和と戦争の本質」)に参加します。