第3期講座を開催しました−「空白の学籍簿」のその後 


空白の学籍簿の発表

7月25日(土)、新型コロナウイルスの影響で5か月ぶりに、WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座を開催しました。はじめてのオンライン講座でした。発表者は、中澤晶子さん、山根美智子さん、茂津目恵さん、立花志瑞雄。

テーマは、「空白の学籍簿」のその後 
基礎講座の講師渡辺茂美さんが、地元の放送局中国放送で、1978年製作された「空白の学籍簿」“翠町中学校生徒会の被爆調査を追う”に触発され、プロジェクトを立ち上げ、10人のメンバーが一年以上をかけて、学んでいった内容を発表させていただきました。翠町中学校の平和学習・慰霊祭、被爆調査に関わられた松井久治先生、満蒙開拓青少年義勇軍について、発表させていただきました。

「空白の学籍簿」とは。広島市立翠町中学校ホームページより。
原爆で亡くなった本校(当時は第三国民学校)の教職員・生徒の方々を追悼するため、本校では毎年8月4日に「校内慰霊祭」を実施しています。
また、今から30年ほど前の生徒会が、戦災死された方の遺族の方々をさがし、被爆当時の状況と実態を明らかにする活動を続け、その経過を「空白の学籍簿」という1冊の本にまとめました。

第3期ー第6回基礎講座を開催しました

講師中澤晶子さん

2月22日(土)、第3期第6回のWFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。講師は中澤晶子さん。中澤さんは、子どもの本の作家として、広島に関連する本も書かれています。学校の図書館の司書が不足している教育の貧困や福島第一原発事故後の福島の人たちへの支援などについてお話しいただきました。「無関心が最大の敵」という言葉。全くその通りだと思いました。

第3期ー第5回基礎講座を開催しました

講師矢川光則さん

1月25日(土)、第5回のWFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。講師は矢川光則さん。被爆ピアノと出会うことによって、大きく人生が変わったことをお話しいただきました。日本全国、海外にも被爆ピアノの音色を通して、平和への願いを届けているお姿に感動しました。

第3期ー第4回基礎講座を開催しました

講師「ヒロシマを語り継ぐ教師の会」会長杉山武郎さん12月14日(土)、第4回の WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。講師はヒロシマを語り継ぐ教師の会会長、杉山武郎さん。
「ストーリーの背後にあるもの」と題して、原爆の子の像建立にまつわるお話をお聞きしました。「原爆の子の像」は、原爆のために、白血病で亡くなった子どもたちのために、佐々木禎子さんの同級生たちが、募金活動をして、つくられたモニュメントですが、その陰には多くの先生たち、被爆者の方たち、大人たちの支えがあったことを知りました。物事の背後にある名もなき人たちの働きを忘れず、感謝し、これからも平和づくりに関わっていきたいと思わされました。

第3期ー第3回基礎講座を開催しました

旧陸軍被覆支廠11月23日(土)、第3回の WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。先月に引き続きフィールドワーク。多賀俊介さんに、旧陸軍被服支廠界隈を案内していただき、軍都廣島について学びました。
被爆後旧陸軍被服支廠に収容された人々の様子をテーマにした峠三吉の「倉庫の記録」をみんなで朗読しました。フロイド・シュモーさんとその仲間たちが家を立てた場所にも行きました。

第3期ー第2回基礎講座を開催しました

講師「シュモーから学ぶ会」西村宏子さん10月26日(土)、第2回の WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。今回はフィールドワーク。シュモーに学ぶ会のみなさんに、江波の皿山界隈(射撃場跡、慈仙寺)を案内していただき、最後はシュモーハウスで、たっぷりとフロイド・シュモーさんとその仲間たちの活動について学びました。
シュモーさんの戦争によって傷つく者たちへのあたたかい共感の思い。様々な人たちとその思いを実行する姿に感動しました。

第3期ー第1回基礎講座を開催しました

講師天野達志9月28日(土)、第3期第1回のWFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。講師は天野達志さん。ライフワークとされている「父と暮せば」(井上ひさし原作)との出合いなど、興味深いお話をお聞きすることができました。天野さんは、先月広島で180回目の「ひとり読みかたり芝居」をされました。