6月基礎講座を開催
「世界の仲間と『核兵器禁止条約』で進もう」

松村真澄さんビデオタイトル6月25日、WFC Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座6月「世界の仲間と『核兵器禁止条約』で進もう」にご参加頂きありがとうございました。
 
お話下さった講師の松村真澄さんは、核兵器禁止条約締約国会議終了間もない、オーストリアのウィーンより、現地の時刻で明け方3時位にも関わらず、お疲れの様子も全く感じさせること無く、沢山の情報と感じた思いをお話下さいました。
 
大変お忙しい時期にも関わらず、講座をお受け下さり改めて、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
参加くださった皆様の感想(共有可能)を共有させて頂きます。
 
アンケートにお答え下さりありがとうございました。
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(70代)
第1回締約国会議などの模様をウイーンと繋いでリアルに知ることが出来てとても感動いたしました。また、質問にも丁寧にお答え頂き心より感謝いたします。
 
(60代)
ピースボートの話を興味深く聞かせていただきました。知り合いの元被団協の方が以前被爆体験を語りに坪井さんたちと一緒に行かれた時の話を聞いたことがあり、今回の話でつながってきた部分がありました。なんでも頭を突っ込んでいくと、まっしぐらになりすぎますが、「全く違う分野の方とつながりを持つ」ということが大事だと言われました。その通りだと思います。
 
(60代)
午前3時にもかかわらずウィーンから中継してくださった松村さん、ありがとうございます。核兵器禁止条約の重要なポイントやその意義とあわせ、今回の締約国会議に関する詳しい情報、とても参考になりました。やはり唯一の戦争被爆国である日本が締約国会議にオブザーバー参加すらしなかったことは残念でなりません。けれども、日本政府の後ろ向きな姿勢とは対照的に、日本のNGOや若者が積極的に意見表明し、世界と繋がりを作ってきたことは、今回の会議の大きな成果だと感じました。
核兵器、核実験によるヒバクシャの生の声は、何よりも雄弁に核の被害を訴えかけるものです。広島、長崎の被爆者の生の声は世界に核兵器の非人道性を訴える最も強いメッセージです。ピースボートはそうしたメッセージをこれまでも世界に届けてこられましたが、松村さんはその中心メンバーのお一人として活動を続けておられます。早くクルーズが再開されることを願っています。
来年の第二回締約国会議にはせめてオブザーバー参加するように、私たちも声を上げていかなければなりません。被爆者の方がたと若者に任せてしまうのではなく、自分に何ができるかもう一度考えたいと思いました。
素晴らしい企画、ありがとうございました。
 
(70代)
核兵器禁止条約第1回締約国会議が終わったばかりのお疲れの中、にこやかに
現地での報告をして頂いて、ありがとうございました。
日本がここでオブザーバーでも参加すれば、世界の流れを核兵器廃絶の方向に働く力に少しはなったであろうと、ウクライナの状況を見るにつけ残念でなりません。
「核をかたくなに保持するのが良いとする2割の人々をまずはおいておいて、何としてもなくしたいと考える2割の人々とともに、その間で揺れる人々に働きかけていく」と言われたのは、まさに同意見です。
今日本は核共有だとか軍拡とか、戦争に巻き込まれそうな声が大きくなっています。若い人たちに、そのことの危険を知らせ、平和への道を共に歩む行動が必要だと思います。
被爆者の方々や2世・3世の方、一般の方が被爆を伝える伝承活動をされていますが、それはもちろん大切なことで広げてほしいと思っています。それと同時にそれぞれの人生体験から生まれた平和への願いを伝えていくことも大事ではないかと気づきました。私は6月で78歳になりましたが「和子の平和語り」を、仲間に支えていただいて始めようと考えています。
それぞれの場の小さな声が、大きな波になっていくことを願っています。
核兵器禁止条約が国連総会で採択された時、めったに泣かない川崎さんの目に涙があったと言われましたね。その涙が全世界の核兵器禁止の日に繋がる時を、私も生きて迎えることができたらと考えると気力が湧いてきます。
コロナ禍において、NGOピースボートの皆さんも活動が制約され大変だったでしょう。というか今もまだ続いているのですが、活躍の日々を取り戻していかれますように、そしてさらに活動が実っていきますようにエールを送ります。
 
(70代)
松村さんのお話 とても分かりやすく、専門的な分野も興味深く聞かせていただきました。お若い時から世界を回っておられる体験もあるからだと感じ入りました。ウィーンでの会議だけでなく、核兵器廃絶に関するものに、日本が参加していないのはなんとも腹立たしいばかりです。その分若い方たちの活躍とそして被爆者の方たちがウィーンまで行かれたことに頭が下がります(高齢者にとって海外渡航は覚悟がいります)広島市民として松井市長が参加されていたのがせめてもの、救いでした。
昨年2月、私は原爆ドーム(第五期工事中)の中に入らせていただきました。
原爆ドームの中は全く空気が違います。
その1か月ほど前に報道関係者、そして市会議員の方たちが視察されました。もちろんマスコミからは地上250メートルの高さの頂上(ドームの頂上)からの写真とともにその報道をされましたが、議員さんたちからは何も報告がなかったように思います。今回は素人の私でも頂上に登れるほどしっかりとした足場が組まれていましたので女性議員も登られたはずです。
(個人的にですが、私は中学校、高等学校などでその様子をパワーポイントで生徒さんたちにお伝えしました。)
今はドーム内には入れませんが、広島市と交渉してなんとか若い方たちにその機会を作れないものかと思います。被爆証言を聞くことも大事です。でも、ドームの中に入ったら、自分のこととして「体感」できるような気がします。WFC,ICAN,ピースボート等の協力でその機会ができることを願っています。
今後、世界の要人たちが訪れることがございましたら、ぜひ机上での討議だけでなく、「体感」の機会も作っていただけたらと思います。松村さんへの感想にはなっていないかもしれませんが、広島市民の一人として意見を書かせていただきました。
 
(70代)
核兵器禁止条約第一回の締約国会議の様子を知ることが出来てよかったです。会議と会議の間にいろんな国の人とのアプローチをしたのは、一般の人みたいで、国を代表する人たちのアプローチが見られないのは残念でした。
核廃絶を追求する若者をサポートするには、ボランティアであっては、時間があってでしかできないので、職業を考えたい。いろいろなワークショップや催しを定期的にすることによって、職業になっていくといいと思うという松村さんの考え方は、やはり現代の若い人達の考え方の元なのかな?と思いました。
 
(60代)
自国に他国の核兵器を置く国が核兵器禁止条約に加盟した際の撤去期間を90日とした。とありましたが、これはキューバ危機の際、撤去決定から完了までが90日以内だったことを踏まえてのことと思いました。
今回の締約国会議に参加した若者を初め、今後の核兵器廃絶運動に参加する若者を鼓舞するのに、松村さんは、素敵な笑顔で「私が明るく元気に動かなければ、周りも動かない」と仰ったことに、感銘を受けました。人と共に活動し、人との繋がりをより作る上で非常に大切な姿勢と覚えます。私が今現在、被爆者証言の英語朗読をして思っていることを述べたかったのですが、もう一人の方がいい質問を踏まえて述べてくださったので同調できました。