2月基礎講座を開催
「被爆証言を聞く ー笠岡貞江さんー」

2月講座笠岡貞江さん【English below】
 
2022年2月26日㈯
WFC Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座2月「被爆証言を聞く~笠岡貞江さん」を無事に開催することが出来ました。
 
辛い被爆体験をお話下さった笠岡貞江さんに、心から感謝申し上げます。また、ご参加くださった皆様にも感謝申し上げます。
 
ウクライナの方々の事を思うと、今日ほど「戦争はしてはいけない。残念で悲しい…」という笠岡さんの言葉を心から重く受け止めた日はありませんでした。
 
参加された皆様の感想をシェアさせて頂きます。
 
他写真はWFC公式Facebook
 
————————-
 
February 26, 2022 (Saturday)
We were able to successfully hold February’s WFC Pass-On Lecture, “Hearing an A-bomb Testimony: by Ms. Sadae Kasaoka.”
 
We would like to express our sincere gratitude to Ms. Sadae Kasaoka for sharing her painful experience with us. We would also like to thank everyone who joined the lecture.
 
When we think of the people of Ukraine, I cannot think of a day that Ms. Kasaoka’s words echoed louder than today; “There should be no war. It’s a shame and sad…”
 
We would like to share with you some of the feedback from those who joined to hear her testimony. (Japanese only)
More photos on the official WFC Facebook Page
 
————————-
 
つたえる講座2月アンケート
 
(50代)
伝承者実習の際、笠岡さんの伝承をされる方の講話を聞かせていただきました。その時の伝承者の方にいろいろアドバイスをされているお姿に、戦争や平和に対する思いを大変感じ、この講座を申し込みました。今日の質問のご回答にも、それがとても表れていたと思います。
 
ウクライナ侵攻については、私も非常に怒りを覚えます。戦争という暴力を使って人々を恐怖に陥れていることを、同じ時を生きている人間として許せません。だからこそ、伝承者として暴力を使うのではなく、話し合いで解決していくことを伝えていくべきだと改めて感じました。
今日は本当にありがとうございました。お身体にはくれぐれもご自愛なさって下さい。
 
(60代)
笠岡様、今日は被爆体験を聞かせていただきありがとうございました。岡田さんの伝承実習でご指導いただき、ご縁をいただいていたのでお話を聞けること、心待ちにしていました。幅広く、具体的に心をこめて伝えてくださいました。初めてみる絵もあり、情景が伝わりました。お話を多くきいて、理解を深め、気持ちをくんで、心でつたえる。大切にしたい助言です。これからもよろしくお願いいたします。
 
(70代)
当時の様子をありのままに、普通に聞けたのが良かった。多分、目に余る所は外して語られたのだろうが、それでも良かった。お話し中、動物の話しが出てきた。馬とか犬とかも当然巻き添えになって命を落としている。そういう話しを集めて、WFC で被爆童話のようなのを創作するのは如何ですか。馬って軍馬ですよね。人間の命より尊ばれたという事実もありますし、今は、人間を離れて樹木や、シュモーハウスなどにも関心が行っている。戦争中の上野動物園の毒を盛られるゾウの話もある。人間の戦争の話し以上に胸を打つ。それの原爆版を作るのはどんなもんでしょうか。全体のストーリーを考えたり、調べ物をしたり、挿し絵を描いたり、手分けして作業するのも楽しいと思います。
 
(50代)
今日初めて講座に参加させていただきました。ありがとうございました。
また今日の笠岡貞江さんの貴重なお話も聞けて参加して良かったと思っております。
笠岡さんは自分自身の辛い経験もおありでしょうに、日本も悪いことをしている、相手の気持ちを思いやらなければならないとおっしゃいました。心に残るお話でした。
今私も伝承者になりたく研修を受けております、頑張ろうと思いました。ありがとうございました。
 
(70代)
笠岡様 今日は貴重なお話有難うございました。お話の中で 「いろんな人の話を聞いて 、学んで 自分の中で消化して、自分のものにして伝えて言って下さい。」と言われたのがとても印象的でした。
 
(70代)
〇笠岡貞江様は生年月日から90歳前後のご年齢と推測致しますが、声に力があり、とてもその御歳とは思えませんでした。話したいことを短い言葉で分かり易く例を挙げて説明して下さり、状況が手に取るように理解できました。示して下さった絵も、大変よく丁寧に描かれていて、素晴らしく、また効果的でした。
 
〇黒く全身火傷をされたお父様を最期まで看病され、「ザコバではぐれたお母さんを探してくれ。」とのお父さんの願いを受けて探しに行かれたお兄さんが、似島でお骨と髪が入れた紙袋を手にされたのがお母さんの形見だったというお話は、当時の混乱した現実とは思えない厳しい状況が伺えました。
 
〇笠岡様が最初におっしゃった、「戦争はいけない。人々の命と幸せを奪い市民生活を砕き、社会を滅ぼす戦争は、絶対いけない。」の言葉は、全身から絞り出た強い信念であり、そのお声に力がある理由だとしっかり納得致しました。ますますどうかお元気で、このお話を生の声で、多くの人々に伝えて戴きますようお願い致します。有難うございました。
 
(40代)
とにかく、このコロナ禍の中、講座を開いてくださったWFCのみなさまに感謝申し上げます。また、今回、ピンチヒッターということで、笠岡さんがご講演なされたこと、笠岡さんに、大変感謝申し上げます。久しぶりにお顔を拝見させて頂き、安心しました。お元気そうで何よりでした。
 
ご講演に関しましては、素晴らしいとしか言いようがありません。ご自分の体験をお話されるときの力強さは、体験をなされた被爆者の方しか出来ないと改めて思いました。
 
そして、今まで知らなかったこともお聴きすることが出来ました。その中の一つ、笠岡さんは、県庁にお勤めで、被爆者援助にも貢献された方で、とても優秀な方だと思っておりました。しかし、就職・結婚差別を受けられたとのこと、胸が痛くなりました。確かに、銀行は、差別がひどいものだったと伯父から伺っております。私の義理の伯母は被爆者ですが、被爆者ではない伯父と結婚するとき、祖父が被爆者である一族であっても、家族会議がなされたと父から聞いています。
 
「平和」のご質問に関しましては、「平和だと考えずにすむことが幸せ」だということ、大変勉強になりました。ありがとうございました。伝承活動に関しましては、やはり、被爆者の気持ちを汲んで、語っていくしかないようだと、改めて勉強になりました。私なりに、被爆者の方の思いを伝え続けられるように、日々、精進したいと思います。勉強、語りの練習を重ねます。
 
「愛の心」で、私なりに、頑張っていきたいと思いますので、今後も、どうぞご指導を賜りますよう、よろしくお願い致します。笠岡さん、改めてお疲れさまでした。また、次、元気でお目にかかれること、楽しみにしております。失礼します。
 
(60代)
コロナ禍なので、このようにオンライン講座が開かれることはとてもありがたいです。
10月の研修でもお話を聞かせてもらいましたが、繰り返して言われる「戦争を二度と起こしてはならない」ということを、強い思いを持って伝えていきたいと思います。事実を伝えるだけではなく、自分が共感し、想像して、人の思いに立って感じたことを伝える。難しいことですが、今日のお話で目指す方向の一つが少し理解できました。
 
(60代)
世界では、まだまだ人を殺す残虐な戦争が起こっています。戦争によって、昨日まで同じ屋根の下で暮らし一緒に食事をして苦楽を共にしてきた家族を一瞬にして亡くした経験、その悲しみ苦しみを語ることは今現在の世界中の方の心に響く意義あることです。一人の方が今日のようなお話しを世界中に届けることで世界が平和になることにつながると信じます。
 
(60代)
講座ありがとうございました。初めてのズーム。どうなるか心配でしたが友人にも使い方尋ね無事参加できました。
昨年から伝承者として参加しましたが自身広島出身でないことや距離も遠いので不安もありますが、今回笠岡さまのお話をお聞きし参加への思い新たにできました。
 
印象に残った言葉として「いろんなことを見聞きし理解し自分のものにしていってください。」でした。同世代を生きられてきた方々でも本当に理解が大変なところ私など今からどの程度ことができるのかなど不安材料はいっぱいですが、この問題はずっと続く、ずっと地球にいる我々人間が少しずつ理解し、また他でも起きないようにしないといけない。その思いで、笠岡さまのこの言葉を繰り返し自分のものに少しずつの重ねですがしないとと再確認できました。
 
被爆されて無口になられた笠岡さま。周りによくしてくださる方があられたり、お兄様のお子様によって希望が生まれ、明るくなられたとありました。人はやはり人に接してそしてできればいい方々とのでありでつながっていくと思います。自身もそのいい人かな?またいい人にならないとと感じました。
 
ズーム講座も友人に聞け教えてもらえ繋がりました。小さなことですがこんな繫がりを重ね、証言者の方々の体験は測りしれないことですが周りの方々に伝承していきたいと思います。
 
年齢よりずっとお若く綺麗な笠岡さまでした。負けないよう若く元気で続けたいです。参加の方々の勇気と元気ありがとうございました。
 
(70代)
今回初めて、つたえる基礎講座に参加しました。
笠岡貞江さんの被爆証言も初めて聞かせて頂きました。
資料を提示しながら、被爆前のご家族の様子や、原爆投下後のご自身やご家族について語ってくださいました。 被爆によっていかに多くの人の人生を狂わせてしまったかについて改めて思い知らされました。
 
現在平和関係のボランティア活動をしていますのでいろいろな方の被爆証言を聞くことが出来ればと思います。
また、今後のつたえる講座にも出来るだけ参加させて頂き、広い範囲のお話が伺えるのを楽しみにしております。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
 
(60代)
まずは笠岡さんの平和、戦争撲滅への熱意を強く感じました。戦争が起きてしまうと歯止めが利かず、悲惨な状況、核兵器使用の危機等を回避することに対して無力になってしまうのは、今のロシアの行動を見ていても納得させられてしまうように感じます。どこまで届くかは別としてなんとか止める努力はやるべきだとは思いますが。
 
被爆体験伝承の重要性をあらためて感じます。ただ体験された方々の経験をどう受け止めどう伝えるか、ともすれば表面的になってしまいそうで平和が当たり前の中で育った私にとってはまだ答えがありません。取り組まれている方々の活動に触れさせていただく中で少しずつでも形にしていけたらと思います。また特に日本以外の方に伝えていくにはその国で原爆をどうとらえられているかなど、バックグラウンドをもう少し学ばねばとも感じています。
 
————————-
 
3月つたえる基礎講座
2022年3月26日(土)10時から
「森下先生とともに世界平和巡礼から学ぶーヨーロッパ・ソ連編ー」
講師 森下弘さん
ナビゲーター 小松真理子さん・服部淳子さん
 
————————-
講座の後日視聴はいつでも受け付けております。よろしくお願いします。
いつでも視聴可能な基礎講座はこちらから
フィールドワークについては事前収録したものになります。
 
☆お申込み、お支払いいただきましたら、視聴リンクをお送りいたします。
お申し込みはこちらから