12月基礎講座を開催
「森下先生とともに世界平和巡礼から学ぶーアメリカ編ー」

12月つたえる講座ー平和巡礼【English below】
 
2021年12月11日㈯
 
WFC Hiroshimaをつ・た・え・る基礎講座12月「森下先生とともに世界平和巡礼から学ぶ―アメリカ編―」を無事に開催することが出来ました。
ご参加いただいた皆様、また、後日視聴をして下さった皆様に心から感謝申し上げます。
 
講師に森下先生をお迎えし、ナビゲーターは森下先生のオーラル・ヒストリーの聞き取りをされている、服部淳子さんと小松真理子さんにお願いいたしました。
 
今回は、「Morishita Papers」のアーカイブズ作業で出てきた平和巡礼の写真をお見せしながら、森下先生にお話をして頂きました。
 
また、今回初めての試みとして、zoomのブレイクアウトルーム機能を利用し、数名でのディスカッション、感想の共有も行いました。
 
映し出される写真には、その当時のアメリカがそのまま映し出され、時代の空気感が伝わってきました。
 
1960年代にアメリカ人であるバーバラ・レイノルズが被爆者と共にアメリカを回り、原爆の悲惨さ、広島で何が起こったのかを、直接伝えるこの旅が持つ意味はどんなことだったのか・・・。
 
現在奇しくも、国連で1月のNPT再検討会議に合わせ「原爆展」が開催されています。
 
1960年の「平和巡礼の旅」も2021年の「原爆展」も思いは一つ、二度とヒロシマ・ナガサキのようなことは、未来の子ども達にあってはならない。グローバルヒバクシャをこれ以上増やしてはいけない。「核兵器廃絶」の思いなのだと思います。
 
今日参加された皆様の感想をシェアさせて頂きます。
 
 
 
【つたえる講座12月アンケート】
 
(60代)
森下先生の世界平和巡礼について、私はほとんど知識がなかったため、とても新鮮でした。戦後20年ごろ、被爆者の方々が平和への強い意志を持って世界を巡礼されたのは凄い勇気だと思います。また、その後の活動に強い影響を与えたと話されていましたね。YFCの設立、高校生のための副読本の作成、世界と人たちとの交流など素晴らしい成果を挙げられたのですね。こうした努力に報いるためには、絶対に戦争や差別、貧困等の問題に背を向けることなく、皆で取り組んでいかなくてはならないと感じました。良い機会をいただき、感謝します。
 
(60代)
森下先生、WFCの皆様、素晴らしい講座をありがとうございました。
1964年の状況が少しわかり、写真も多くシェアくださり、ありがとうございます。
アメリカの各地、ヨーロッパ、ロシアでの平和巡礼について、もっと知りたいという気持ちが膨らみました。バーバラ・レイノルズさんについても、当時のことが知りたくなり、今、余裕はありませんが、教えていただいた本を読めればと思っています。
今後も、有意義な講座を楽しみにしています。
 
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新年1回目の基礎講座は
1月22日(土)
「広島の戦後復興と新たなアイデンティティの構築」 
弓狩匡純さん (作家・ジャーナリスト) にお話頂きます。
 
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Saturday, December 11, 2021
 
We held the December Pass-On Lecture, “Learn from the World Peace Pilgrimage, U.S.A. tour, with Mr. Morishita
Thanks to everyone who participated in the lecture and to those who signed up to view the video later.
 
We invited Mr. Morishita as a guest speaker and as navigators, Ms. Junko Hattori and Ms. Mariko Komatsu who have been making a record of his oral history.
 
Mr. Morishita shared his stories with us as we viewed photos of the Peace Pilgrimage that were found in the “Morishita Papers” archival work.
 
Also, for the first time, we used the “breakout room” function on zoom, and had discussion and sharing in small groups.
 
Photographs projected on the screen showed the U.S. back in those days, giving us the feel of the atmosphere from that era.
 
What meaning did this tour hold? In the 1960’s, Barbara Reynolds, an American woman, visited places in the U.S. with hibakusha, conveying firsthand the atrocity caused by the A-bomb and what had happened in Hiroshima.
By curious coincidence, the “Atomic Bomb Exhibition” is being held at the UN in time for the NPT Review Conference in January.
 
Both the “Peace Pilgrimage” in 1960’s and the “Atomic Bomb Exhibition” in 2021, are of the same spirit; that Hiroshima and Nagasaki should never happen again to future children. We should not add to the number of Global Hibakusha. It is the determination to “Abolish Nuclear Weapons.”