9月基礎講座を開催
「ヒロシマを深める 記者として、教員として」

9月つたえる講座ーヒロシマを深める 記者として、教員として
WFC Hiroshimaをつ・た・え・る基礎講座9月「ヒロシマを深める 記者として、先生として」を無事に開催することができました。
 
講師の徳永博充さんには、丁度、広島経済大学を退職されるお忙しい時期にも関わらず、沢山ご準備頂き、心より感謝申し上げます。
 
 
9月つたえる講座ーヒロシマを深める 記者として、教員として
講座の内容が多岐に渡り、一つ一つが興味深いものばかりでした。実際の現場での経験から話される言葉は、講話の中で先生が繰り返されたまさに「事実Factを集め真実Truthをつたえる」そのものでした。
徳永先生、ありがとうございました。
 
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
参加された方の感想をシェアさせて頂きます。
(シェアの許可を頂いたものです。)
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
(70代)
今回は徳永さんの記者としての体験、教員としての実践から、事実に基づくお話を聞かせていただきました。興味深くこちらの思考が、時々自分の体験に向いてしまって聞き漏らした部分もあり、沢山の資料から必要なものを書き写す時間もなかったことから、今回は後日送られてくるビデオが待たれます。中には資料として事前に送っていただけていたらと思うものもありました。例えば学生さんの作られたドキュメント一覧など。
気になったひとつ「忘れられた魂 宮島の原爆死者たち」を早速見てみました。以前福井時代にゆきのした文化協会が立ち上げた新藤兼人監督の「さくら隊散る」県内100ヶ所上映という取り組みに参加したことがあります。丸山定夫が被爆者として宮島で亡くなった時のことを改めて思いかえしました。
こうした取り組みを指導くださった徳永様、足で歩いて頑張って作製された学生さんたちに感謝です。
 
(60代)
徳永先生の講座に参加させていただいて、ジャーナリストとして世界の紛争や戦争被害を取材して発信してこられたことを知りました。とても素晴らしい仕事をしてこられたと思います。また、後進の教育にも力を注がれたこと、重ねて感心しました。しかし、ご本人はいたって自然体で気負ったところもなくて素敵でした。
世界の情勢は楽観を許さないものです。情報を発信していくことは、ますます重要になることでしょう。それぞれの立場で、出来ることを気負いなくやっていくのがいいのだと先生の話を聞きながら感じました。
しかし、日本はコスタリカに学べないものでしょうか!
 
(70代)
講座は興味深く聞かせて頂きました。”実実Factを集め真実Truthをつたえる”
どのようなことにおいても、意味の深いことですが、難しいことです。
1人の市民が知ることが出来る事実はマスコミを通してのみですが、媒体によって真実が変わっているようにおもえます。
これからの平和な世界を維持するためにも、やはり子供達の教育からでしょうか。
 
(60代)
ジャーナリストとして、教育者として、寄って立つところは同じなのだ、と深く感じ入りました。なかなか聞くことのできないお話を、じっくりうかがうことができました。ありがとうございました。広島経済大学の学生チームがお作りになったドキュメント映像、湯来町が短命村などと呼ばれていたこと、黒い雨に打たれた村民が多く亡くなっていたこと、もっと広く知らしめたいものです。長崎にも黒い雨降雨地域で、やはり死亡率が高い、市街地から山を隔てた谷あいの村があり、降雨の影響とわかっていても、生業として長崎の町に野菜を売りに行かねばならず、そのことをくちにすることもできなかった、という番組を観たことを思い出しました。若い人たちが、このような映像づくりに取り組み、知らなかった歴史をわがものとすることは、ほんとうに得難い経験になっていると思います。この機会を教育者として与えられたことに、敬意を表し、今後のご活躍をお祈りいたします。
 
(60代)
徳永さんは、記者として、広島を原点としながら、世界各地の人々と出会い、一生懸命話を聞き、友達になってまた広島に帰ってくる、友達の苦境を物語にして伝える、そんなお仕事をされていたとのことでした。記者を退職後、そのご体験を全部、ジャーナリズムを志す大学生さんたちに手渡された。徳永さんのミッションはまさに「大切なことを継承する」ことなのだと感じました。
「徳永さんに、はなしを聴いてほしい。」と会いに来る人々。指導してほしいと、飛び込んでくる学生。徳永さんは、ミヒャエル・エンデの「モモ」みたいな方だと思いました。
広島の記憶の継承、遺構の保存についても、聴くもの見るものに届く「物語」が必須だとおっしゃったことも印象的です。物語を聴く、物語を紡ぐ。これからもどうぞご活躍を続けてください。ありがとうございました。
 
☆アンケートにお答えくださり、ありがとうございました。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
【10月の基礎講座のお知らせ】
10月23日(土)午前10時から 
フィールドワーク
「被爆樹木に会いに行く」
講師に渡部久仁子(わたなべくにこ)さん(ANT-Hiroshimaスタッフ)をお迎えし開催いたします。
詳細が決まりましたら、お知らせいたします。沢山のご参加お待ちしています。