8月基礎講座を開催
「李鐘根 (イ・ジョングン) さんによる被爆証言」
先日、WFC Hiroshimaをつ・た・え・る基礎講座8月「李鐘根 (イ・ジョングン) さんによる被爆証言」を開催いたしました。
緊急事態宣言下にオンラインで開催出来たのも、証言下さった李さんをはじめ、ご参加頂いた皆様のおかげです。
ありがとうございました。
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在日韓国人二世の李鐘根(イ・ジョングン)さん。93歳には見えない体力は日々の運動の継続の賜物。お話されたこの日も、開会時間午前10時の時点で既に8,000歩以上歩かれていました。凄すぎます。
今回参加下さった皆さんの感想を拝見すると、李さんのお話を初めて聴いたという方が少なかったように感じました。なぜ、李さんのお話を何度も聴きたくなるのか…それは、李さん自身からパワーを貰えるからだと私は感じています。
参加された方の感想をシェアさせて頂きます。(SNSへのシェアの許可を頂いたものです。)
◎ (50代)
以前にも李鐘根さんのお話を伺いました。その時、お話しの最後に「さあ、今日私の話を聞いてくださったあなたも今日から語り部ですよ」と言われたことが忘れられません。李さんの分かりやすく、鮮烈な証言は多くの方にぜひ聞いていただきたいと思います。ありがとうございました。
◎(70代)
90歳とは思えないお姿とお声にびっくり致しました。何度も話されていることもあるでしょうが、はっきりと具体的に伝わってまいりました。
語ることを決心され、日本で世界でと惨状を伝えて来られた被爆者の方々も、数少なくなっている今、核廃絶に応えたいと強く思います。
李さんの子供たちに語る「あなたたちには戦争の責任はない。しかし戦争をさせない責任はあるよ。過去には責任はないけど現在にはあるんだよ」という言葉が響きました。
1995年「世界女性会議―北京」のヒロシマを伝えるブースに居た時、2,3人の中国の若い女性が近づいてきて「南京虐殺をどう思うか」と尋ねました。私の口からまず出たのは「ごめんなさい」でした。そのことは日本でも報道され「あなたはあやまるべきでなかった」と言われました。
確かにあの戦争の終わる1年前に生まれたばかりの私には、戦争の責任はないかもしれません。しかしあの時の日本につながる今を生きている私が、あの時の中国につながる今を生きている若者に、まずは謝る言葉が出たのは、歴史への自分なりの責任だったのではと思います。
彼女たちとも歴史教育の大切さを話しあいました。まずは「伝えること」そして「知ること」ですね。
◎(60代)
李さんの貴重なお話、時間のたつのも忘れて拝聴いたしました。折り目正しく、わかりやすく、当時の情景が目に浮かぶようでした。原爆資料館もリニューアル後に「外国人被爆者」のコーナーがようやくつくられましたが、なぜ、このように大勢の朝鮮半島の人々が広島にいて、原子爆弾の犠牲になられたのか、という疑問には、未だ正面から答えられていないと思います。その大切な部分の欠落を補ってあまりある李さんのお話、一人でも多くの人々に聴いていただきたいと切に願う次第です。ありがとうございました。今後もおからだを大切に、ご活躍下さい。
◎(20代)
外国人被爆者の方の証言を聞くのは今日が初めてでした。証言を聞いてみて、李さんがこれまでどのような差別を受けてきたのか、また、被爆者となったことでどう人生が変わってしまったのかを理解することができました。
李さんをはじめとする被爆者の方々が本来なら思い出したくもないはずの被爆体験を二度と被爆者をつくらないために証言してくださっているため、私たちにはその被爆証言を次世代に継承していく責任があると改めて感じました。
李さん本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
◎(60代)
とても 感動的でした。私も広島市に約40年住んでいますから、間接的に、または研修とかで、在日朝鮮人のことを、聞いてはいましたが、聞くたびに、その傷の深さ、その問題の重みを 感じずにはいられません。戦争は勝者はいないといわれますが、まったくそのとうりと思います。
日本人もとても大変な思いをしましたが、朝鮮人ということで、さらに差別や偏見まで加わり、私たちの想像を超える苦しみを体験されたのだと、お察しいたします。
その中で朝鮮人としての誇りを失わず、凛として生き抜かれた、李さんのおお母さまのことがとても印象に残りました。
日本と朝鮮には共通のところがたくさんあります。日本の文化は中国、朝鮮から学んできたのですから。李さんの「被爆者は特別な人間じゃあ無い!」という言葉が忘れられません。
世界中の人が、「皆同じ人間なのだ、同じようなことで、喜び、悲しむのだ。」という、共通認識をもち、付き合い、つながっていけたらいいな、と深く思いました。
李さんの声、滑舌もとてもよく、飽きずに最後まできけました。ありがとうございました。
☆アンケートにお答えくださり、ありがとうございました。
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【9月の基礎講座のお知らせ】
9月25日(土)午前10時から
「ヒロシマを深める 記者として、教師として」
講師に徳永博充(トクナガ ヒロミツ)さんをお迎えし、オンラインで開催いたします。
詳細が決まりましたら、お知らせいたします。沢山のご参加お待ちしています。