3月基礎講座を開催
「97歳が語る満州——末広一郎さんのお話を聞く会」

3月基礎講座_末広一郎さんWFC基礎講座3月Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座「97歳が語る満州——末広一郎さんのお話を聞く会」を無事に開催することができました。ありがとうございました。
末広一郎さん、そして大阪からお越しくださったご友人の野田邦雄さんにも心から感謝申し上げます。
ご参加下さった皆様からのアンケート(共有可能)をシェアさせて頂きます。
ーーーーーーーー
(50代)
大変貴重な体験談が聴けて、勉強になりました。改めて日本の蛮行の事実も分かり、加害の反省も伝えて行きたいと思います。
(70代)
1,97歳が語る満州、お元気で感情の籠った迫力あるお話に圧倒されました。
2,戦争体験者の言葉は真実・真摯で、直接お聞き出来たことが大きな成果です。私の生き方の手本にもなりました。
3,最も衝撃を受けた写真は「銃剣による刺殺練習に生きた青年を使う」です。戦争になれば人間はこのような残虐行為を出来るのだ。
4,未だに世界で内戦・侵略・虐殺が続いている、人間は本質的に愚かなのだ。政治がダメ、宗教がダメ、私たちは何を子供たちの残すことが出来るのだろうか?
5,戦争、戦いを起こすのは昔から男だ。今日の聴講者の7割以上が女性だ。逆に男性参加者が7割以上でないと、日本の国は昔と変わらない。
(70代)
末広一郎さんの貴重なお話しには圧倒され、随所に感動と共に賛意を覚えました。
例えば、「旧日本軍が満州で行ったことは強盗である。これは開拓団についても同様だ。」との表明は、国に裏切られた自らの苦しい経験にもかかわらず、自己反省と客観的な歴史観に感動しました。また、「敗戦が自明な昭和20年になっても満州に開拓団を送るとは人間ができることではない。」との怒りはもっともで、戦争は鬼の仕業と同じです。昭20年4月19日付の「次官会議決定事項」の国の責任は現時点であっても糺すべきだと思います。
一方、満州開拓は関東軍や一部の政治家の責任のみならず、多くの国民の賛意や扇動もあったのではないかと思います。これらは現在日本の悪弊にも通じることで、同調圧力の酷さ(ポピュリズム)や過去を反省する能力の欠如、また過去の悪事をすぐに忘れる点です。
我々の過去の加害も忘れずに平和を語りたい、と思いを新たにしました。
ご講演に感謝です。ありがとうございました。
(60代)
これまでに満蒙開拓団関連の講演には4,5回参加していますが、今回ほどまとまった資料を基に拝聴したのは初めてです。体験者の生の声、胸中に深く刻まれました。
私の住む安芸高田市からも、たくさんの人々が満蒙開拓団として渡満されました。父にも誘いがありましたが、賢い祖母は断固反対しました。
97歳にして記憶力の確かさに驚きました。本日拝聴できましたこと、ありがたく感じております。
地元の満蒙開拓団関連のことを調べてみたいです。また、シベリア抑留、峠三吉との話など、機会があれば再度拝聴したいです。
お体に気を付けて健康にお過ごしください。
本日はありがとうございました。
(60代)
御歳97歳の末広一郎さん、94歳の野田邦雄さんのお二人から、非常に貴重なご体験とご思索を直接聴くことができ、この講座に参加できたことを非常に有意義に感じ、深く感謝いたします。それとともに、末広さんと野田さんから直接、戦争にまつわる残虐な現実、戦争と侵略がどのように人を変えるのか、人をどう扱うのか、伝えられ、聴いた者・知った者の責任として、どうこの重要な課題に日々対峙し、情報をよく知り、どう戦争・武力紛争・侵略・人権侵害を繰り返さない社会を築いていくのか、さらに真剣に取り組んで行く必要を痛切に感じました。
(60代)
映画「ラストエンペラー」では見えなかった満州のお話を聞いた。いただいた資料も全て読んだ。
25年前に亡くなった伯母が、夫と子ども全てを亡くし満州から引き上げてきたことを、妹である母から聞いていた。最近になって、ソビエトで保母をしていたこと、帰ってきた当時、思想洗脳を受けていたことを聞いた。
しかし、私は、開拓団については何も知らなかった。末広さんは、自分の土地が持てる、徴兵を逃れることができると考えて、希望を持って志願した満蒙開拓青少年義勇隊だったのに、戦争に巻き込まれ、敗戦後シベリアに抑留され、大変な思いをされたのですね。シベリアのお話も,機会があれば聞きたいと思いました。
終戦間際、送り出された義勇隊の話
特攻隊のことを思った。計画を進めた人は、最後まで正しいと信じていたのだろうか。うすうす分かっていても見ない振りをしていたのだろうか。先行きのことが分かっていた人もいたのではないか。分かっていても意見できなかったのか。誰が決断すべきだったのだろう。
渡満しなかった義勇隊のこと
元隊員の方からの証言が出てこないのは、直前に満州に渡り、命を落とした人たちに対して、生き残ってしまった負い目があるからかもしれない。原爆で生き残った人も、助けを求める人を置いて逃げた自分を悔い、恥じて、被爆体験を語れないことがあると聞く。
「万人抗」の話
日本人ではなく、相手が中国人だったから、こんな事ができたのだろうか?大陸で、いくらでも代わりが補充できたからか?人を使い捨てるなど、とんでもないことだ。命が大切にされる世の中であって欲しい。
ロシアとウクライナの戦争。ウクライナ人が死んでいる。ロシアの人も死んでいる。自分が、家族が死ぬ戦争なんて、誰もしたくはないはずなのに。どうすれば、戦争をやめさせることができるのだろう。
まとまりませんが、色々なことを考えました。
機会をいただけたことを感謝します。
ーーーーーーーーー
※後日視聴はいつでも受け付けております。
参加費:後日視聴1000円+資料送料代 370円
(資料の在庫がまだございます3/27現在)
申し込み方法:https://bit.ly/3T5kO9E
【お支払い方法】
★クレジットカード決済