2月基礎講座を開催
『グラウンド・ゼロを書く』とユネスコ「世界の記憶」

2月基礎講座
WFC基礎講座2月『グラウンド・ゼロを書く』とユネスコ「世界の記憶」にご参加下さりありがとうございました。
 
最近の広島における文化周辺の一連の動き…。その中でも大切なものの一つが“原爆文学”ではないかと私は思います。図書館移転…街の木々の伐採…図書の廃棄…そして、はだしのゲン…。様々な動きが慌しさの中に埋もれ、こぼれ落ちることがないようにと今講座では“原爆文学”にフォーカスを当てるため、広島原爆文学資料保全の会様にお願いし、当日を迎えました。
 
講師の成定薫さん、土屋時子さん、広島文学資料保全の会の皆様には、打ち合わせの段階から色々とお力添えいただきました事、心から感謝申し上げます。
 
会の終了後、参加された方からアンケートと共に励ましのお言葉も頂きました、ありがとうございました。ご参加下さった皆様から、アンケート(共有可能)をシェアさせて頂きます。
 
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(70代)
とても良かった 頑張って下さい
今、ウクライナなど原爆を使用されるかも?
世界に広島を訴えましょう
 
(70代)
〇原爆文学作品についての全体像を知ることができました。正田篠枝・太田洋子・竹西寛子なども読み直してみたいと思いました。
〇広島でしか生まれ得ない稀少文学を、保存する文学館も広島にはない、ユネスコ遺産申請にも取り上げようとする姿勢がないという、関係者の関心の薄さに衝撃を受けました。一人一人が声を出し、当局を揺さぶることの重要性を切実に感じます。
 
(60代)
ユネスコの世界の記憶、どのように申請されているか、最近の日本の動きなど、知らないことばかりでした。ずっと前に、広島に文学館を、と願っていた方から、原民喜さんの手帳を実際に見せていただいたことがあります。ぜひ登録されることを願っています。
 
(60代)
成定先生のお話から、日本の文壇における原爆文学の立ち位置を教えられ結構ショックでした。広島にいると、原爆について語ったり、作品を読んだりするのは当たり前。また原爆をあつかった文学作品は日本の誇りと思っていただけに寂しい気持ちです。広島文学館がないのは、広島に自然史博物館がないのと同じく、行政の責任と思います。行政、特に広島市役所(市長を筆頭に)文化度が低いのではないかと思います。なかなか良い講演会でした。ありがとうございました。
追伸:PCのトラブルは全く気になりませんでした。ズームがある場合はどの講演会もトラブル多発ですので。一番良いのは、リンクではなく、最初からパワーポイントだけで資料を並べられると良かったと思います。
 
(60代)
「グラウンド・ゼロを書く」の本を読んだだけではわからなかったエピソードがお聞きできて良かったです。広島に住んでいながら、原爆文学をちゃんと読み込んで来なかったことも思い知らされました。広島に文学館は絶対に必要だと常々思っていましたが、そのためにも、ユネスコ「世界の記憶」登録に向けて、署名集めなど微力ながら協力させて頂きたいと思いました。
 
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今回、お力添えいただきました広島文学資料保全の会のHPより、「世界の記憶」オンライン署名のページをお借りしました。
ユネスコ「世界の記憶」(国際登録)に、「広島の被爆作家による被災直後の資料」を申請します。
これにともない、「世界の記憶」登録実現のため、署名を集めています。また、より多くの方々に知っていただきたい、そして応援していただきたい、という思いから、オンライン署名(@change_jp)も始めました。
 
皆様、署名・拡散のご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 
【署名用紙ダウンロード】
 
【オンライン署名ページ】@change_jp