11月基礎講座を開催
中川幹朗さんに聴く 2か月連続企画「原爆納骨安置所と佐伯敏子さん」

2022.11_つたえる講座中川幹朗さんWFC Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座11月
中川幹朗(なかがわもとお)さんに聴く 2か月連続企画「原爆納骨安置所と佐伯敏子さん」
沢山のご参加をいただき、無事に開催することができました。ありがとうございました。
 
また、講師の中川幹朗様には、先月のフィールドワークに続き、2か月連続の講座をお引き受けくださいました事、また、沢山の準備をしてくださいました事、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
私にとって佐伯敏子さんを知ると言うことは、ヒロシマに出会い直す事でした。そして、77年過ぎても、何も終わっていないと改めて感じる事でもありました。
 
「広島には歳はありません。広島に歳をとらせないでください。」
 
佐伯さんのこの言葉の意味を、もう一度、自分の中で心に刻みたいと思います。
 
 
沢山の皆様がアンケートにお答え下さいました。ありがとうございました。
共有可能な方のアンケートをご紹介したいと思います。
 
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(60代)
先月に続き、たいへんよかったです。おぼろげにしか知らなかったことが、少しでもわかるようになり、佐伯さんの人物像が私なりに感じられるようになりました。「広島に歳をとらせないでください」という言葉も印象的でした。
 
(60代)
佐伯敏子さんについて詳しいお話をお聴きすることができて、佐伯さんについて戦災誌やほかの文献にあたるのとはまた違う佐伯さんに出会えたように思います。佐伯さんの描かれた絵についても、以前は何の気なしに素朴な絵だなと思っていたものが、お話を伺ってからは生きいきとした、絵が訴えかけているような感じがしてきました。これからももっと佐伯さんについて学び直しをしたいと思いました。今日は筆記用具を忘れてメモを取ることができませんでした。朝鮮で生まれて広島で職業にもつかず、ずっと研究と記録を取り続けた方の話がすごいと思いました。時間が足りないくらいでした。またお話をお聴きしたいです。
 
私は、佐伯さんが病院に入院されていた頃に一度お目にかかったことで、佐伯さんとの細い糸がつながっていて、11月21日(月)の資料館での伝承講話の折に大阪の中島さんと引き合わせていただいたように感じます。佐伯さんの想いを少しでも理解して、ひろしまのことを次の世代につなげていきたいと思います。
 
中川さんのフィールドワークにも一度参加したことがあります。不勉強で恐縮ですが、私のできることを一歩ずつ進めていきたいと思います。本日はありがとうございました。
 
(70代)
佐伯さんのことは知っていたつもりですが、最も身近に居られた中川さんの話を聞くことで、より理解が深まりました。
 
「もしいまの情勢で佐伯さんが生きておられたら」という質問がありましたが、私の想像では「いのちが大切。一人ひとりのかけがえのない命を奪われないために何ができるか、すべきか」と答えられたのではないかと想像しながら、話を聞きました。
 
こんな機会を作っていただき、ありがとうございました。
 
(40代)
被爆伝承の講座を受けています。被爆の話をいろいろ聞きたく、参加しました。本日の話を聞き、勉強になりました。佐伯さんの話も初めて聞きました。
ありがとうございました。
 
(60代)
佐伯さんのことが、他県の小学校などで人権教育での題材になっていることをお聞きして、被爆問題を座標軸を多くして取り上げ、考えていきます。
 
(60代)
今日の中川先生のお話、とても参考になりました。ありがとうございました。「原爆納骨安置所を守り続けて」の本を読ませていた頂いていたので、お話しを伺うことで、本に紹介されていた内容がより鮮明に伝わってきました。
 
そして、佐伯敏子さんの、もの言わぬ被爆者のお骨への深く強い思いと、同時に、中川先生の、佐伯さんが残されたものや言葉の数々を大切に受け継ぎ、後世に伝えたいという思いも伝わってきました。今、亡くなられる被爆者が増える中、被爆体験と被爆者の方が残され貴重な資料の継承が喫緊の課題だと思います。資料は保管だけではなく、整理・分析・まとめの大変な作業を伴います。その努力を続けてくださっている中川先生やWFCの皆さまに心から感謝いたします。
 
佐伯敏子さんが伝えたかった事、しっかりと受け止めて、自分にできることを続けていきたいです。貴重な学びの機会を頂き、ありがとうございました。
 
(40代)
佐伯さんのことは本や証言集などで知っていたが、実際に親交のあった方のお話はぬくもりがあり、人柄が見えてくるようで、伺えてよかったです。貴重なお話ありがとうございました。
被爆者のことを知っている戦後世代のお話を聞くという今回の企画は、いかにして証言や体験を受け継いでいくか、これからの時代の先駆けとなる機会とも思いました。伝えていくことの意味やあり方について考えさせられました。
 
(60代)
佐伯敏子さんの人間像を立体的にお話下さって中川先生の出版された本や堀川恵子さんの本につけ加えて考えることができました。広島市の対応のひどさ(戦後からの供養塔に対する対応)それは私たち市民の無関心に起因すると思いました。被爆者が次々と死去されている今も、被爆体験の継承に対して何の対策こうじない現在の広島市に対して声を上げていかなければならないと思います。私達市民が行動していかなければ佐伯さんの行動力と信念を知って強く思いました。
 
(50代)
本日、初めて受講させて頂きました。佐伯さんのすばらしい活動状況をお聞きし目頭が熱くなりました。WFCについてバーバラ・レイノルズさんが活動してきた団体と知りました。勉強不足でした。
 
現在は被爆体験伝承者3期生として、被爆者の体験を伝承する原稿を広島市とやり取りしている最中です。いずれ、被爆体験継承活動をする予定です。父は被爆者として全国に語り部で講演していました。今年度中には被爆体験伝承者になることを目指しています。
 
(60代)
前回に引き続き、中川幹朗さんの貴重なお話を伺うことができました。恥ずかしながら不勉強のため、今まで佐伯敏子さんについてほとんど知らず、平和公園に行っても原爆供養塔にあまり気を止めることがありませんでした。
今回のお話に備えてヒロシマ・フィールドワーク実行委員会の本と堀川惠子さんの本を事前に読んだのですが、佐伯さんの生涯、証言に圧倒されてしまい、「なぜ今まで知らなかったのか、知ろうとしなかったのか」と恥ずかしく感じる程でした。
 
中川さんのお話から、本には書かれていなかった佐伯さんのエピソードや佐伯さんのさまざまな思いを知ることができ、もう一度2冊の本を読み直そうと思いました。これまでは平和公園の中心は原爆死没者慰霊碑だと思っていましたが、本当の中心は原爆供養塔なのではないか、と思うようになりました。
イベントの最初に大学時代の恩師である高橋久先生のお姿を拝見し、胸が一杯になってしまいました。
素晴らしい内容の講座に参加することができました。ありがとうございました。