WFCからのお知らせ
毎年恒例のホリデー・パーティーにご参加いただき、とても楽しいものにしていただき、ありがとうございました!
WFCでは年間を通して、教育的なイベントや英語クラス、毎月のアクティビティーを開催し、世界中の人々が広島の歴史に触れる機会を提供しています。
毎年恒例のホリデー・パーティーは、リラックスして新旧の友情を祝う場です。
今年のパーティーでは、クリスマスキャロル、WFCピースクワイアー、様々な音楽パフォーマンス、スピーチ、仲間の方々が作ってくださったプレゼントやクッキー、軽食、ゲーム、折り紙のホリデーオーナメント作り、そして落語のパフォーマンスまでありました!
また、最近PAX代表としてアメリカのワシントン州とオレゴン州を訪れ、被爆者やヒロシマンとしての経験を分かち合いながら、ピースメーカーたちとの交流や学びを深めてきた友人たちの話を聞くこともできたのも良かったです。
更に、コミュニティ・ピースメーカー・チーム(CPT)の活動にも焦点を当て、パレスチナでの活動を支援するための寄付を集めました。
CPTは、パレスチナのアル・ハリル/ヘブロンを含む世界中の紛争地域で活動しています。そこでは、通学途中の子どもたちを守る人権監視員として活動し、地元の平和構築活動にも協力しています。
CPTの活動については、cpt.orgで詳しく知ることができます。
ワールド・フレンドシップ・センター一同より、ハッピー・ホリデー!
2023年11月25日
溝渕正季先生による講演「イスラエル・パレスチナ問題と中東情勢について」
イスラエルとパレスチナでエスカレートする危機、とりわけガザ地区とヨルダン川西岸における人道的危機は、世界と私たちに衝撃を与えています。
市民社会組織の一員として、少しでもこの地域の安定のためにできることはないかと考える中で、私たちは、まず歴史的背景を学ぶ必要性を感じました。
11月25日、WFCは広島大学大学院准教授の溝渕正季先生を講師に迎え、イスラエルとパレスチナの現代史の概要をお話しいただきました。
講演では、冒頭、皆さんの関心の高い10月7日から何が起きているのかという解説(特にハマスとは、ハマスと一般の人たちとの関係など)があり、イスラエル・パレスチナ地域を支配していたオスマン帝国とその終焉を迎えることになる第一次世界大戦に始まる問題の起源、イスラエル建国が引き起こした戦争と混乱、今も平和が実現していない経緯を分かりやすく解説してくださいました。
溝渕先生は、市民として学び続け、声を上げていくことが重要だと言われました。先生のお話は、日々のニュースの文脈を整理する上で貴重な役割を果たし、この問題をさらに掘り下げていくために必要な理解ときっかけを与えてくれました。
ある参加者は、「ニュースは見ている」が、この講演会に参加したことで、自分自身、この重要な問題についてより深く学んでいく自信がついたと教えてくださいました。
講演会の企画、お知らせが直前だったにもかかわらず、時間をつくり共に学びにお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
私たちの行動はとても小さく感じますが、それでも恒久的な平和への道を照らす一助となることを願いながら。

国際フェスタ2023にお越しいただいた皆様、ありがとうございました!
去年に続いて今年も、緑地帯に出店したWFCの屋台で、ボランティアの皆さんにお手伝いをいただいて、スロッピージョーとフレンチローストのコーヒーを販売しました。

PAX(平和使節交換)のメンバーお二人、民幸さんと壮さんは、最近行かれたアメリカでの体験を話してくださり、WFCの素晴らしいコミュニティメンバーは一日中、広島や外国の人たちと話をしました。
異なる背景を持つ人々が集まり、それぞれの食べ物や経験を共有することは、平和を育むための重要な一歩だと思います。広島の様々な文化を持つ、沢山の素晴らしい人々やグループと出会うことが出来て、感謝でした!
お越しいただいた皆さま、そしてお手伝いいただいた皆さま、本当にありがとうございました!

あっという間に今年も終わりに近づいていますが、一年の終わりに皆さまと共に楽しい交流の時間をもつことができれば嬉しいです。
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日時:2023年12月10日(日)午後2時〜4時
会場:留学生会館 2F ホール
会費:無料
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詳細についてはチラシをご覧ください。
ご家族やお友達、初めての方、飛び入り参加も、どなたでも歓迎です!
皆さまにお会いできることを楽しみにしています!

「Choosing Life」には、1946年にアメリカの戦略爆撃調査団の撮影カメラマンだったスッサンさんの父親の体験が描かれています。彼が撮影した広島と長崎の映像は、原爆が街に与えた影響だけでなく、被爆者の人たちへの影響も記録していました。
彼は40年以上かけて、アメリカ政府が「極秘扱い」とした映像を一般に公開するために尽力しました。
私たちは、レスリー・スーサンさんから、彼女の人生に与えた父親の影響、レスリーさんと広島との関係、そして彼女のメッセージ「親の物語、知恵、価値観という遺産を守り、子どもたちに伝えるため、私たちには親に対して、また、子どもたちに対してどのような務めがあるのか?」について学ぶことができたことを感謝しています。
それは私たちに、私たちの相互依存と世界への影響を認識することの重要性を気づかせてくれました。
レスリーさんの父親が記録した被爆地の映像をアメリカから買い戻し、広く一般に公開する市民運動、10フィート運動を広島で組織した永井秀明先生の参加は、私たちにとって驚きであり、喜ばしいことでもありました。永井先生は10フィート運動の思い出を語ってくださいました。
最後は、会場からの質疑応答でしめくくられました。レスリーさん、広島への想いを寄せてくださり、ありがとうございました。みなさんのご参加とご協力に感謝いたします。