フィールドワーク基礎講座を開催
「江波界隈を巡るフィールドワークその2」

3月つたえる講座江波でのフィールドワークの様子

満開の桜の下をくぐり抜けながら、本日3月27日、無事に「Hiroshimaをつ・た・え・る基礎講座3月」を開催することが出来ました。

今日はご褒美を頂いたかのような晴天、そして満開の桜。
フィールドワークの下見では一度も感じる事が無かった“潮の香り”までもが、私達を歓迎してくれました。
潮の香りがまさに、江波を五感で感じさせてくれます。
 
 
しかし、講師の「シュモーに学ぶ会」代表の西村さんは…こんなお話を私達に聞かせて下さいました。
この優しく流れる心地よい潮風でさえ、原爆に遭って江波まで逃げてきた人たちの肌に、沁みて沁みて痛くてたまらなかったと…。
 

被爆建物でもある海宝寺を通り、江波山気象館へ。
江波の町を見渡せるその場所では「廣島第一陸軍病院江波分院」についてのお話をお聞きしました。
そこから江波公園、そして母子愛の碑へ、共に学ばせていただきました。

 
今回、フィールドワークの準備段階から御協力頂きました「シュモーに学ぶ会」の皆様には、本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございました。

 
そして、今日は沢山の方にご参加頂きました。ご縁が繋がりました事を嬉しく思います。ありがとうございました。
 
 
つたえる基礎講座は、来月も再来月と、フィールドワークが続きます。
案内が整いましたら、ワールドフレンドシップセンターホームページ及び、Facebookページ・Instagram等にてお知らせいたします。ご参加お待ちしております。
 
 
☆基礎講座の配信をご覧になりたい方は、同額にていつでもご覧頂けます。
WFCの事務所まで、メール及び電話でご連絡ください。
 
 
今日もまた、江波愛が深まりました。

「Forever ほぉ〜江波❣️

フィールドワークの様子の写真>>

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座フィールドワークのお知らせ 3月


3月つたえる基礎講座のチラシ「江波界隈を巡るフィールドワーク その2」

<待ちに待った江波シリーズ第3弾!!>
【当日のルート】
海宝寺 → 江波山気象館(内部には入りません)→ 母子愛の碑

「江波界隈をめぐるフィールドワーク その2」と題し、今回も西村宏子さん(シュモーに学ぶ会代表)を講師にお招きし、フィールドワークを開催いたします。

西村さんの解説は、いつも心がこもっていて、「江波」への愛を感じずにはいられません。

WFC基礎講座第2期「ヒロシマの家」ーフロイド・シュモーと仲間たちー・WFC基礎講座第3期「シュモーハウスと江波界隈」フィールドワーク。毎回少しづつ、受講者の皆さんの江波愛も増してきたのではないでしょうか。

今回は、潮風を感じながら、江波らしい小路を縫って歩きます。花が咲き始めた春の江波で、新しい発見や出会いを是非ご一緒ください。

皆さんのご参加をお待ちしております。

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日時:3月27日(土)午前10:00~12:00
定員:先着20名
集合場所:江波本町第一公園 ※マスク着用でお願いします
参加費:一般参加者500円 WFC会員400円 学生300円

申し込み方法
お申し込みフォーム
または、WFC事務所までメールでお申し込みください。
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【お知らせ】
· 当日の移動ルートや連絡先などは参加者の方にメールでご連絡いたします
· 参加いただけない方は、フィールドワークの模様を録画致しますので、後日視聴していただくこともできます (費用は同額です)。
· 新型コロナウイルス感染拡大などの理由で、中止させていただく可能性もありますので、ご理解よろしくお願いいたします。

【お支払い方法】
★クレジットカード決済
★銀行振り込み
★WFCにて現金でお支払い

・クレジットカード決済はこちらから
https://syncable.biz/associate/wfc6545/donate/

・銀行振り込み
広島銀行 
皆実町支店 
普通預金 No.0098421       
口座名義人 特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター 
理事 山根美智子
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ゆうちょ銀行
記号 15150
番号 24468111
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他金融機関からゆうちょ銀行
店名 五一八 店番 518
預金種目 普通預金
口座番号 2446811

オンライン基礎講座を開催
「詩人として、平和活動家としての栗原貞子」


講師の松本ますえさん2月27日(土)WFC Hiroshimaを つ・た・え・る 基礎講座をオンラインで開催しました。

今回、基礎講座の講師を務めてくださったのは、原爆文学研究家の松本滋恵(まつもとますえ)さんです。

テーマは『詩人として 平和活動家としての栗原貞子』

初めに、松本滋恵さんのご紹介として、テレビ取材を受けられた時の映像を視聴。被爆者としての松本さんの人生のお話を改めてお聞きしたくなりました。そして早速、「詩人として、平和活動家としての栗原貞子」の講座が始まりました。

一編の詩に対する作者としての思い、時代背景、詩に関わった人々との関係性、詩の中の一つ一つの言葉について、言葉の持つ意味が掘り下げられていきます。詩の解釈というのは、勿論、自由なのでしょうが、一編の詩の裏に一体どんな事があり、出会いがあり、思いがあるのか…。詩への新しい出会い方を教えて頂いたような気がしています。

また、新しい取り組みとして、受講者の方々に詩を詠んで頂きました。
「生ましめんかな」ー山根美智子さん
「ヒロシマというとき」ー中村朋子さん
「二十世紀の船出ーソ連核実験抗議船によせてー」ー天野達志さん

「詩の朗読」という時間は、何て平和で贅沢な時間かと改めて感じました。

松本さんの解説が加わった一編の詩に、更に詠み手の方の人生が加わり、聞き手の私達は、ただひたすらにその詩の世界へ引き込まれて行く…。本当に素晴らしい時間となりました。今回、詠んでくださった方々に、改めてありがとうございましたとお伝えしたいと思います。

3歳で被爆された講師の松本さんは、「自分の体験は本当に狭い、栗原貞子の経験を通して知る事ができた」とおっしゃいます。

私達も今回の講座を通して、栗原貞子の「命の尊厳」へ人として真正面から向き合う姿勢や、あの日のヒロシマで生きていた人々、亡くなった方々、戦後のヒロシマを生き抜いて来られた人達へ、思いを馳せるきっかけを頂きました。

松本さん、参加下さった受講者の皆さん。ありがとうございました。

【お知らせ】後日視聴していただけます。受講料は同額です。ご興味のある方は、WFCまでご連絡ください。

〈お詫び〉講座開始時間の遅れました事、また、音声トラブル等、大変ご迷惑をお掛けいたしました。

Hiroshimaを つ・た・え・るオンライン基礎講座のお知らせ 2月


2021.2_松本滋恵さん講座オンライン基礎講座 2月のテーマ
「詩人として平和活動家としての栗原貞子」
講師は原爆文学研究科の松本滋恵さんです。

*今月の講座のチラシを添付しております。どうぞお友達にも声をかけていただければと思います!

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「1945年8月5日夕方、母の実家(本川町)から、自宅の江波に戻っていなければ、私はこの世にいません。」

3歳で被爆された松本さんは、「生かされている」そんな思いをずっと心に抱えながら生きてこられました。厳しい戦後を生き、24歳で結婚。8年後交通事故で夫が他界。給食調理師として働きながら、3人の子どもを育てました。

子ども達が巣立ち、「人生やり残しが、あるか?ないか?」と自分に問うた時、大学進学を決意され、「原爆文学」を専攻されます。

松本さんが研究されたのは「詩人 栗原貞子」。

栗原貞子さんの人生を研究する中で、「詩人としての栗原貞子」「平和活動家としての栗原貞子」に出会うのです。

詩人 栗原貞子さんの人生を辿りながら、詩「生ましめんかな」/詩「ヒロシマというとき」そして、ワールド・フレンドシップ・センターを設立したバーバラ・レイノルズとも関係のある 詩「二十世紀の船出―ソ連核実験抗議船に寄せてー」も御紹介くださいます。あらかじめ募った受講者による、詩の朗読も準備しております。

市民講座の講師も務めていらっしゃる松本さんの「詩人 栗原貞子」への思いに触れてみませんか?
たくさんの参加をお待ちしております。

<今月の講座チラシは、広島女学院大学准教授のロバート・ダーマーさんが作成してくださいました。ありがとうございます!>
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日時:2月27日(土)午前10:00~12:00

場所:ワールド・フレンドシップ・センターから配信

形式:オンライン講座

参加費:一般参加者500円 WFC会員400円 学生300円

申し込み方法:
お名前/メールアドレスをご記入の上、
WFC事務所までメールでお申し込みください。
wfchiroshima@gmail.com

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お支払い方法

★クレジットカード決済
https://syncable.biz/associate/wfc6545/donate/

★銀行振り込み
広島銀行 皆実町支店 
普通預金 No.0098421       
口座名義人  特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター 
理事 山根美智子

ゆうちょ銀行店名 五一八 店番 518
預金種目 普通預金
口座番号 2446811

★WFCへ直接、お持ちください
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*オンライン配信の方法
Zoomを使ってライブ配信を行います。

詳しくはメールで参加者の方に連絡いたします。

*インターネット環境のない方の為のWFCでの受講は、新型コロナウイルス感染拡大のため今回はありません。
*ライブ配信を見逃された方のために、講座の様子を録画する予定です。後日、視聴を希望される方もお申し込みください(費用は同額です)。

基礎講座を開催しました
『「生きて、繋いで」被爆三世の家族写真』


写真家堂畝紘子さん

1月23日(土)WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座をオンラインで開催しました。

前日の22日。被爆者、そして広島・長崎で亡くなった沢山の方々の悲願である核兵器禁止条約が発効となり、喜びの一日となりました。
今回、基礎講座の講師を務めてくださったのは、写真家の堂畝紘子(どううねひろこ)さん。

この基礎講座も3期目入っておりますが、最年少の講師の方を今回お迎えいたしました。
テーマは『「生きて、繋いで」被爆三世の家族写真』
広島で生まれ、広島で平和教育を受けて育った堂畝さん。

銀塩写真に出会い、カメラマンとしての道を歩くに至るまでの人生と、現在の活動への思いを、私達に率直に語って下さいました。
38年と言う人生の中で、東日本大震災を東京で経験された事や、戻った広島で土砂災害で被災者となった経験が、写真家の堂畝さんに何をもたらしたのか?
また、写真家として何かできることはないだろうかと、悩みながらも辿り着いた「被爆三世」の家族写真。たった一人の被爆者が生きていて下さった事で繋がった命。

撮影、現像、展示するなかで、出会った人達とのお話も聞かせて下さいました。
講座の打ち合わせの時、土砂災害のお話になり、実は作品は展示会が控えていたため、全て泥に浸かってしまい、「家族写真が泥まみれでは可哀想だ」と、一枚を残して破棄することになってしまった事を話して下さいました。その残した一枚を今回展示下さいました。良く見ると、泥が少し残っていました。破棄せざるを得なかった写真にも、泥が少し残ったままの写真にも、写真家としての堂畝さんの被写体への優しさを感じました。

基礎講座を開催しました−「WFCのアーカイブズ—資料は語る-」


11月28日(土)、WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座をオンラインで開催しました。

講師は、筒井弥生さん、服部淳子さん、立花志瑞雄でした。
テーマは、「WFCのアーカイブズ—資料は語る-」  

アーカイブズというものについて、詳しくお聞きするよい機会になりました。東京やアメリカからの参加もありオンラインにより世界の人たちと繋がっていける可能性を感じました。

WFCでは、WFCに保存されている資料の整理をはじめ、WFCアーカイブズをつくりたいと考えています。息の長いプロジェクトとなります。
関心をお持ちの方、お手伝いしていただける方は、ご連絡ください。

第3期講座を開催しました−「空白の学籍簿」のその後 


空白の学籍簿の発表

7月25日(土)、新型コロナウイルスの影響で5か月ぶりに、WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座を開催しました。はじめてのオンライン講座でした。発表者は、中澤晶子さん、山根美智子さん、茂津目恵さん、立花志瑞雄。

テーマは、「空白の学籍簿」のその後 
基礎講座の講師渡辺茂美さんが、地元の放送局中国放送で、1978年製作された「空白の学籍簿」“翠町中学校生徒会の被爆調査を追う”に触発され、プロジェクトを立ち上げ、10人のメンバーが一年以上をかけて、学んでいった内容を発表させていただきました。翠町中学校の平和学習・慰霊祭、被爆調査に関わられた松井久治先生、満蒙開拓青少年義勇軍について、発表させていただきました。

「空白の学籍簿」とは。広島市立翠町中学校ホームページより。
原爆で亡くなった本校(当時は第三国民学校)の教職員・生徒の方々を追悼するため、本校では毎年8月4日に「校内慰霊祭」を実施しています。
また、今から30年ほど前の生徒会が、戦災死された方の遺族の方々をさがし、被爆当時の状況と実態を明らかにする活動を続け、その経過を「空白の学籍簿」という1冊の本にまとめました。

第3期ー第6回基礎講座を開催しました

講師中澤晶子さん

2月22日(土)、第3期第6回のWFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。講師は中澤晶子さん。中澤さんは、子どもの本の作家として、広島に関連する本も書かれています。学校の図書館の司書が不足している教育の貧困や福島第一原発事故後の福島の人たちへの支援などについてお話しいただきました。「無関心が最大の敵」という言葉。全くその通りだと思いました。

第3期ー第5回基礎講座を開催しました

講師矢川光則さん

1月25日(土)、第5回のWFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。講師は矢川光則さん。被爆ピアノと出会うことによって、大きく人生が変わったことをお話しいただきました。日本全国、海外にも被爆ピアノの音色を通して、平和への願いを届けているお姿に感動しました。

第3期ー第4回基礎講座を開催しました

講師「ヒロシマを語り継ぐ教師の会」会長杉山武郎さん12月14日(土)、第4回の WFC Hiroshima を つ・た・え・る 基礎講座が開かれました。講師はヒロシマを語り継ぐ教師の会会長、杉山武郎さん。
「ストーリーの背後にあるもの」と題して、原爆の子の像建立にまつわるお話をお聞きしました。「原爆の子の像」は、原爆のために、白血病で亡くなった子どもたちのために、佐々木禎子さんの同級生たちが、募金活動をして、つくられたモニュメントですが、その陰には多くの先生たち、被爆者の方たち、大人たちの支えがあったことを知りました。物事の背後にある名もなき人たちの働きを忘れず、感謝し、これからも平和づくりに関わっていきたいと思わされました。