お知らせ
9月のピースセミナーのお知らせ

ピースセミナーのお知らせです。 テーマ:「被爆81年に向けて核廃絶の課題」 日 時:9月30日(火曜) 午後1:30~3:30 講 師:木原省治さん(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表) 参加費:300円 場 所:WFC302 申し込み:WFC事務所にメールでお申込みください。office@wfchiroshima.org
ご参加をお待ちしております。 ワールド・フレンドシップ・センター
WFC Hiroshimaを つ・た・え・る 基礎講座のお知らせ
皆さま、被爆80年の夏、いかが過ごされたでしょうか。ようやくしのぎやすくなってしました。7月に続き今年度2回目の基礎講座を開催します。

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基礎講座のお知らせー10月
ー被爆の実相とは何か-デジタル・AI社会の次世代に記憶を託すために-
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【本講座で考えていきたいこと】
本講座では、デジタル・AI社会にくらす若い世代が、「被爆の実相」の記憶を継承するために直面する課題・注意点・可能性と、記憶を託す側にできることについてお話しします。デジタル技術の発展は、世界中で一瞬のうちに、多くの人々と情報を共有できるという素晴らしい恩恵をもたらしました。分け隔てのない知識の共有の可能性が、普遍的な平和に繋がるかと思いきや、むしろ世界は今、分断と暴力での解決の社会に突入しています。それはなぜなのか。解決策はあるのか。普遍的平和を構築するために、私たちは、何から取り掛かれば良いのか。「記憶」というものの特質を踏まえて、ヒントになる事例を見ていきましょう。
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日時:10月25日(土)午前10:00~12:00(9:30開場)
会場:広島市中央公民館 3階 大集会室1
講師:ファンデルドゥース瑠璃(Luli van der Does)さん 広島大学平和センター長、大学院人間社会科学研究科准教授(併任)
参加費:1000円(資料代含む)当日会場(受付)にてお支払いください。高校生以下無料
定員:60名(要予約・先着順)
申し込み方法:お申し込みフォームからどうぞ。 https://forms.gle/vx6Jd2jxLk7TXvcZ6
このたびは録画は行いませんので、録画視聴はありません。
2025年度Hiroshimaを つ・た・え・る 基礎講座 第1回を開催 「”つたえる”ということ-杉浦圭子」

猛暑の中、2025年度Hiroshimaを つ・た・え・る 基礎講座 第1回「”つたえる”ということ-杉浦圭子」にご参加いただきありがとうございました。
また、講師の杉浦圭子さんには、NHKのアナウンサーとして長い間、被爆者の方々の声に耳を傾け、ヒロシマのメッセージを発信されてきたご経験、現在のお父様の家族伝承者として、新たな歩みについて、優しく、穏やかに、語っていただき、感謝いたします。
沢山の方にお手伝いいただき、ありがとうございました。
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【アンケートにお答えくださりありがとうございます】
講座にご参加頂きました方のアンケートを共有させて頂きます。
(共有可能とお答え下さいました方のみ)
80代
杉浦圭子さんについて、初めてお話をお聞きしました。アナウンサーの立場からの表現の制約での悩みがわかりました。
NHKを離れて自由に活動を開始されて以後の益々の御発展・御研究をお祈りいたしております。
10代
杉浦さんが被爆体験伝承者として活動される前のお話や、アナウンサーの活動を通して学ばれたことなど様々なお話を聞くことができてよかったです。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
10代
「ヒロシマの羅針盤」という言葉を初めて聞いたが、とても良いスローガンだと思った。被爆二世の方のお話を聞く機会はあまりなかったので、今日話を聞けて良かった。
10代
杉浦さんのお父様の話が特に印象に残りました。黒い雨の話は比較的最近で自分でも少し知っている話だったということもありよりスっと理解できた話の内容だったと思いました。
10代
今まで知らなかったお話を沢山聞くことが出来てとても面白かったです。今日の講義を聞いて高校生の私でも平和のためにできることがあると分かったのでこれから色んな平和の取り組みに参加したりなどして自分なりに取り組んでいきたいと思いました。
10代
杉浦圭子さんのお話を聞いて、アナウンサーから家族伝承者になるまでの出来事や思いを知ることができて良かったです。アナウンサーは確かに原稿通り正しく読むというイメージあるのですが、それではいけないのだと言われていたことに驚きました。そして、広島に来て伝承者となって、平和と向き合っていくようになったのだと分かりました。あくまでも父の伝承者だということを忘れずに活動しているというのが印象的でした。私も平和活動を行っていくときの自分たちに出来ることを教えていただいたので、それを実践していきたいと思いました。ありがとうございました!
60代
ありがとうございました。とても勉強になりました
70代
杉浦圭子さんが広島に戻られ、家族伝承者になられて活躍されてるのを、とても嬉しく思いました。元アナウンサーなので、人に伝えるのには、説得力があり、こころに響いていること間違いないですね。
私は、平和公園を案内する時に、アオギリの所で、沼田鈴子さんの事を話しています。韓国や中国に行かれた時に自分の被爆体験を語られる前に、日本の加害を謝罪されていたことを、改めて思い起こしました。
以前、英語での朗読をグループに入っていたのですが、坂本はつみの「原子爆弾が落ちると、昼が夜になって、人はお化けになる」というのを英語で読んでいました。私の好きな詩を紹介してくださり、嬉しかったです。
60代
1時間半のお話はあっという間に感じました。
江口保さんのことは全く知りませんでした。修学旅行生と被爆者を繋いで証言が聞けるようにたった一人でそれを始めたその信念と行動力に心から感動しました。私は、今自分にできることをしっかりやりなさいと杉浦さんのお話を通して、江口さんに言われている気持ちになりました。
「みんな、大切なひとり」という言葉を肝に銘じ、私にできることは小さくても非人道的な核兵器が決して使用されることのない世界のために学び続けたいし、学んだことを伝えていきたいという思いを強くしました。
この講座に参加して本当に良かったと思います。
ありがとうございました。
60代
若い方の質問を聞くことができて良かった。
杉浦圭子さんの何故、語り部の活動をされるようになったのかが良くわかりました。
杉浦さんがアナウンサー時代に被爆者の状況を取材された際に、差別の実態や健康不安とかの話を聞かれたことがあれば、聞いてみたかったです。
戦争を知らない世代が世の中の中心になってきているからこそ、危うさを感じます。被爆者の方の実相に学ぶことが必要だと強く思いました。
50代
杉浦さんが語った父親のことと杉浦さん自身の思いが印象的でした。私の88歳の父は被爆者ではないが両親がおらず、戦中戦後大変だったはずなのに、とても前向きな性格なので「苦労なんかしてない、親がいなかったから沢山の人との出会いもあった」と笑って言い、苦労話は聞いたことがありません。先日、初めて「きのこ雲を島から見て、その後、大人たちと誰かを探しに行って、川岸に待たされ焼け野原の町を見た。近所の人が焼けただれて帰ってきて、その顔を見てから3日間ご飯は食べられなかった。その時の記憶から原爆資料館は怖くて行ったことがない。」と言うのを聞いて驚きました。ステレオタイプではない、表面だけでは分からない、人それぞれ色んな複雑な思いをそのまま、受け取らなければといけないと感じながら、杉浦さんの話お聞きしました。
60代
杉浦さんの透き通る声に、心地よく魅了されました。
ご自身のこれまでのキャリア含めて興味深い話がいくつかありました。
東京から広島への転勤になられた時の人生のターニングポイント、広島放送局でヒロシマを改めて学び、多くの先人の方々とつながり、より深く理解し、情報を得る。2回目の広島勤務ではさらにその幅を広げられ、その知識が杉浦さんの語りにちりばめられていました。
そして3回目の広島勤務で、第二の人生はこれだと述べられた家族伝承者へのトライは素晴らしいことだと思います。お父様のこと、改めて知ったこと、気づかされたことなど、なかなか身内から歩んできた道を聞くことは難しいですよね。
私も自分の人生と重ね合わせて聞かせていただきました。私自身も第二の人生でこれで良かったって言えるようなことを模索しています。「みんな、大切なひとり」この言葉を常に持ち続けていきたいと思います。
60代
杉浦さんの貴重なお話を聴かせていただきありがとうございました。優しい口調で心に深く入りました。きっとお父さまとお母さまに大切に育ててもらったのですね、お話でそう思いました。私の両親は被爆者で被爆体験を聞かずに亡くなってしまい家族伝承者にはなれませんでした。しかし、被爆体験伝承者として伝えることの意味を確認できるお話でした。「みんな、大切なひとり」世界中のすべての人が幸せに暮らすことができますように!
80代
アナウンサーだけに与えられた時間いっぱいに話され、さすがと思いました。杉浦圭子さんのアナウンサー時代の様々な裏話がありとても良かったです。
被爆2世ということからNHKでも用いられ、退職しても家族伝承者として「伝えるということ」、杉浦圭子さんの造語「ヒロシマの羅針盤」として揺るぎない精神を語って下さり、私も手本にしなければと思います。
色々多岐にわたり話されそれぞれ感動しながら聞きました。
有難うございました。
8・6行事のお知らせ
被爆から80年、今年の8月6日のWFCのイベントを皆さまに皆さまに以下の通り、ご案内申しあげます。

被爆80周年特別企画 戦争と核の実態を学ぼう
日 時:2025年8月6日(水)午前10時~午後1時(開場9:50)
場 所:エソール広島(おりづるタワー10階)
内 容:(第1部)近藤康子さんの被爆証言(生かされて80年) (第2部)Robin NarruhnさんとNatasha Noteさんによるプレゼンテーション (核のトラウマから再起する力)
参加費:無料
お申込:チラシのQRコード、またはメール office@wfchiroshima.org にてお申込みください
※日→英、英→日の通訳あります。
フレンドシップ・アワーのお知らせ

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生命(いのち)の詩を学ぶ ―句集「広島」― 歌人 東 木の實さんをお迎えして
日 時: 2025年7月21日(月・祝)
午後2時~4時
会 場: WFC 401号室
参加費 : 無料
定 員: 20名 (先着順)
お申込みは、メールまたは架電にて、WFCまでお願いいたします。
Tel 082-503-3191
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句集「広島」は、原爆投下から10年後の1955年8月6日に刊行されました。
全国から674名(被爆体験者 約250名を含む)総数11,023句の作品が寄せられ 最終的に1,521句、545名の句集となりました。
昨秋、つくば市在住の被爆者の村上啓子さんより、もう広島には行くことが出来ないからとこの句集を渡辺朝香理事がお預かりしました。
旧字体にはルビが振ってあり難解な言葉には説明が添えられていました。
村上啓子さんは1,998年、WFCのアメリカ平和使節交換プログラム、また2,001年にはドイツ平和使節交換プログラムに参加されました。
この度、フレンドシップ・アワーとして
広島市中区在住の歌人、東 木の實(ひがし このみ)さんが句集「広島」について、
読んで学ぶ集いに応援の手を挙げてくださいました。
句集「広島」より五十句を選句し、内容と朗読について学習会を企画する運びとなりましたので、ご案内申しあげます。皆様のご参加をお待ちしております。
・・句集「広島」おわりに・・(抜粋)
あの日を永遠にとどめよう。
忘れ去られることのないように・・・。
忘却が生むおろかな反復によって、ふたたび、地表の亀裂に、
おびただしい血が流し込まれることのないよう・・・。
消えやらぬ数々の戦慄の記憶と、深い深い慟哭を、ここに刻み混んで遺そう。
同時に,力強い平和へのうたごえを、ここにぎっしり詰めこもう。
とめどない涙も、ここに一人の底光る決意として象嵌するのだ。
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皆さま、是非ご参加ください。
7月のピースセミナーのお知らせ

ピースセミナーのお知らせです。 テーマ:「見えない放射能とたたかうための基礎知識 その1」 日 時:7月22日(火曜) 午後1:30~3:30 講 師:木原省治さん(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表) 参加費:300円 場 所:WFC302 申し込み:WFC事務所にメールでお申込みください。office@wfchiroshima.org
ご参加をお待ちしております。 ワールド・フレンドシップ・センター
WFC Hiroshimaを つ・た・え・る 基礎講座のお知らせ
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
2年振りに基礎講座を開催します。長らくお待たせいたしました。再開が遅くなりましたことを、お詫び申し上げます。
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基礎講座のお知らせー7月
「“つたえる”ということ-杉浦圭子」
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13歳で被爆した父の体験を受け継ぎ、広島市の「家族伝承者」として活動中の杉浦圭子さんを講師にお迎えして、講座を開きます。
アナウンサー時代に被爆者から教わった「すべての人の命の重さに違いはない」という「ヒロシマの羅針盤」とも言えるメッセージを聞き手、特に子どもたちに伝えていきたいと活動を続ける杉浦圭子さん ー「つたえる」プロフェッショナルとして、私たちに様々なメッセージを伝えて来られた杉浦さんが、どのようにして家族伝承者として歩む道を選んでいかれたのでしょうか。「つたえる」旅路を通して、どのような気づきや学びを見いだして来られたのでしょうか。
被爆80年の夏、杉浦圭子さんからお話をご一緒に伺い、皆様と共に学びたいと思います。
どうぞぜひお出かけください。
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日時:7月26日(土)午前10:00~12:00(9:30開場)
会場:広島市中央公民館 3階 大集会室2
講師:被爆体験 家族伝承者 杉浦圭子さん
参加費:1000円(資料代含む)当日会場(受付)にてお支払いください。高校生以下無料
定員:60名(要予約・先着順)
申し込み方法:お申し込みフォームからどうぞ。https://forms.gle/Nh4gUSniAAvcifJ3A このたびは録画は行いませんので、録画視聴はありません。
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6月のピースセミナーのお知らせ
ピースセミナーのお知らせです。

テーマ:「原発とヒロシマ」 日 時:6月24日(火曜) 午後1:30~3:30 講 師:木原省治さん(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表) 参加費:300円 場 所:WFC302 申し込み:WFC事務所にメールでお申込みください。office@wfchiroshima.org
ご参加をお待ちしております。 ワールド・フレンドシップ・センター
5月のピースセミナーのお知らせ
ピースセミナーのお知らせです。

テーマ:「みんなで知ろう、原発のゴミのこと」
日時:5月27日(火)午後1:30~3:30
講師:木原省治さん(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表)
参加費:500円(資料代を含む)
場所:WFC
申し込み:WFC事務所へメールでお申し込みください。office@wfchiroshima.org
ご参加をお待ちしております。
ワールド・フレンドシップ・センター
韓国PAX2025報告 -過去・現在・未来-
5月1日~6日の日程で、実施された韓国PAX(平和使節交換プログラム)2025は、無事に終了しました。参加、ご協力いただきましたWFCコミュニティーのメンバー、訪問先の皆さま、証言やガイドをしてくださったに皆さまに、感謝申し上げます。今回の韓国からメンバーは、リーダーのリュウ・ヘソンさん、ユ・ミンソさん、ソン・チャンフンさん、キム・キチャンさん(5月1日~3日の3日間参加)、ぺ・ヒョンミン(修復的正義の講師)、パク・ミンジさん夫妻、チョン・ナンチョさん、チェ・ユンギョンさん親子の8名。ホストファミリーを松本滋恵さん(2019年訪韓メンバー)、キャパー敬子さん(20024年訪韓メンバー。娘の実生さんは2019年に参加)、山根美智子さん(2013年訪韓メンバー)、ブラッドリー&スーザン・コックスさん(WFC館長)が引き受けてくださいました。そして忘れられないのは、プログラムに一緒に参加し、写真を撮り、SNSに投稿をしてくれた香港からの旅するボランティア、コリスさんです。

5月1日午前中広島空港に予定より早く到着した一行は、リムジンバスに乗り広島市内へ。出迎えてくれた理事の車でWFCへ。お昼はピースクワイアのメンバーを中心に、歓迎のポットラックランチ。韓国語での歌も心和ませるものとなったでしょう。ブラッドがWFCやバーバラのことを話してのオリエンテーション。平和公園まで歩いて、バーバラ碑を訪れ、原爆資料館の見学をしました。その後、4日間お世話になるホストファミリーのお宅へ。

5月2日午前中広島朝鮮学校の訪問をさせて頂きました。今回のプログラムの中で一番印象に残ったと多くのメンバーが話してくれました。保育園から高等部まで、クラスを見学し、校長先生から朝鮮学校のおかれている現状についてお聞きし、三つのグループに分かれ、中等部、高等部の生徒たちと昼食の時間を過ごしました。午後は縮景園の散策。WFCコミュニティーのメンバーである砂脇眞理子さん、山縣八寿子さんにお世話になりました。その後、夕方の被爆証言の時間まで自由時間。WFCで広島県朝鮮人被爆者協議会会長の金鎮湖さんのお話を聞きました。金さんは胎内被爆者です。直接朝鮮語で話していただき(朝鮮学校でも同様)、よりお話が伝わったのではないかと思います。

5月3日は午前中「修復的正義」のワークショップ、午後は交流の時間を持ちました。一般公開の形で、修復的正義を取り上げるのは、2023年に続いて二度目です。互いに学び合うことを大切にしたいという思いで、韓国側の交流団体であるピースビルの重要な働きの一つである「修復的正義」について、学ぶ機会を企画しました。プログラム終了の後は、自由時間。みなさん開業したミナモアに心奪われたようでした。

5月4日午前中広島女学院高校署名実行委員会2年の藤田彩花さん、本倉凰羽さんの二人が、平和公園の碑巡り英語ガイドをしてくれました。事前にWFCに来てくれて、館長のスーさんからガイド学習のサポートしてもらったりしながら、一生懸命準備をしてくれました。昨年韓国PAXに参加し、今年は大学生になり、広島に帰省しているメンバーも、3日に続いて自主的に参加してくれました。昼食はWFC近くでお好み焼き。午後は四日間を振り返って、私にとっての日本、韓国とは、心に遺る体験や言葉を通して振り返り、語らうサークルトークの時間を持ちました。

5月5日過去の異なる年に韓国PAXに参加したメンバーや英語クラスのメンバーも加わり、宮島観光を楽しみました。宮島は連休で多くの人が訪れていましたが、厳島神社の自然と調和した建築美や自然を満喫する時間となったようです(お弁当を鹿に狙われるというハプニングもあったようですが…)。この日はメンバー全員WFCに宿泊。
キッチンで、皆でカレーを作り、夕食会の後は、それぞれが韓国PAXを通して感じたことを分かち合いました。長年の友情の徴に、記念の盾を頂きました。この日も最後に広島駅のミナモアに行くメンバーも。

5月6日韓国PAX期間中天候に恵まれましたが、帰国の日は雨。しかし、心は快晴。それぞれの胸に様々な思い、思い出が残ったことでしょう。
韓国PAXが始まったのは2003年です。それ以来22年にわたって、相互に訪問し合い、過去に学び、交流を続けてきました。初日のポットラックランチでの歓迎ぶりに驚かれた韓国からのメンバーの方がおられました。私自身二度韓国を訪問した経験があり、韓国のみなさんから受けた暖かいもてなしの心を忘れることはありません。韓国から来られたみなさんも同様に、ホストファミリーのみなさん、WFCのメンバーから受けたもてなしを忘れられることはないでしょう。写真は韓国PAXメンバーから頂いた感謝の気持ちを込めて贈られた記念盾です。「平和に向けたWFCの努力と献身に深く感謝いたします。WFCとピースビルの両機関の長年の友情に感謝を伝え、平和に向けた連帯がさらに強化されることを願う気持ちを込めます」と記されています。

しかし、これは一朝一夕にもたらさせたものではありません。これまで韓国を訪問したみなさん、韓国からのメンバーのホストファミリーとして、韓国からの人たちをもてなして下さったみなさん、韓国PAXの企画・運営に関わったみなさん、プログラムを支えてくださった皆さんのお陰です。
そして、WFCとピースビルの関係はこれからも続きます。そのためには担い手となってくれる人たちの存在、互いに学び合うことを通じて、得たものを引き継いでいく努力が必要です。今回の韓国PAXでは、過去韓国PAXプログラムに参加し、ホストファミリーを引きくけて下さった方、プログラムの一部に帯同してくれた方や、昨年の参加メンバーで、ゴールデンウィークの帰省の合間に参加してくれた若い人達がいました。ワークショップと交流の集いには、昨年の参加者の後輩、崇徳高校新聞部のメンバーが参加し、平和公園ガイドは、女学院高校署名実行委員会のメンバーが英語での案内に挑戦してくれました。WFCが韓国PAXを通じて、積み重ねてきたもの、培ってきたものを周りの方達と共有し、引き継いでいきたいと思います。
今回のプログラムの中で特徴的だったのは、広島朝鮮学校の訪問、在日の方から被爆証言を聞くことでした。参加者のメンバーが今回のPAXで印象的だったこととしてあげてくれました。核兵器廃絶の原点が被爆であるように、朝鮮半島出身者の人たちが、なぜ被爆しなければならなかったのかという韓国の人たちと私たちの関係性の原点を私たちはこれからも忘れてはならないと思います。被爆者の方達も高齢化しPAXへの参加が難しくなってきています。同様のことは韓国にもあてはまります。昨年は、ナヌムの家のハルモニたちが入院されていたために、ハルモニたちに会うことができませんでした。韓国PAXは、互いに学び合うことを大切にしつつも、新たなステージへと進む時を迎えています。