「ヒロシマ ディ 2021」開催
2021.08.06
今年の8月6日、照りつける日差しの下、午前8時から平和記念式典がコロナ禍のため例年の規模を縮小して行われました。
ワールド・フレンドシップ・センターでは、10時から初めての試みとしてZoomにより「ヒロシマ ディ2021 —ヒバクシャによる平和メッセージ」を世界中に向けて発信しました。
お話しは、元広島平和記念資料館館長で胎内被爆者の畑口實(はたぐちみのる)さん。
MCはRon Klein。
①WFCの紹介と被爆証言の重要性について(WFC館長 Roger & Kathy)
②原爆の実相についての説明(理事 清水美喜子)
③被爆証言 畑口實さん
通訳(理事 高橋勝己)
Zoom参加者はアメリカ、カナダ、チリ、イギリス、日本の方々で約60名(半数以上が外国から)でした。イベントの最後に、参加者からのコメントを理事の越智聡子がまとめて紹介しました。
メッセージは
「辛い経験をシェアしてくれてありがとう。」
「証言を聞けて貴重な経験となりました。」
等、畑口さんへの感謝の言葉を沢山頂きました。
午後4時からは、原爆供養塔の北側広場で行われた、「世界の命=ヒロシマの心を歌おうよの会」主催のイベントに、WFC館長のRogerとKathyや多くのWFCメンバーが参加しました。
引き続き、夕方午後5時半からは、平和公園内の「バーバラ・レイノルズ碑」の前で、「生命の詩を奏でる 2021」と題してイベントが行われました。副題は、「ヒロシマ1945 ぷりずむ 2011フクシマ — 詠う 歌う 語る 奏でる」です。
これは、プリズムの分光作用でヒロシマ、フクシマを照射し、振り返ろうとする催しです。WFCピースクワィアの合唱、福島県出身の詩人、波汐國芳さんの詩集からたくさんの短歌の朗詠がありました。
また、被爆者である伊藤正雄さんから感動的で貴重なお話をいただきました。
8月6日という大切な日を、WFCと共にして下さり、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
(WFC 理事 高橋勝己)